次は、女満別空港に近い場所での時間調整も兼ねて
道の駅メルヘンの丘めまんべつ に向かいました。
広大な畑に、収穫したばかりのジャガイモがいっぱいに入った箱が無造作に並ぶ、いかにも北海道らしい景色が続きます。
私達の前を、このジャガイモの箱を満載したトラックが走っていました。
道の駅あいおいから51km、1時間ほどで目的の道の駅に到着しました。
ここは女満別空港からわずか10分ほどの距離にあります。
ここの住所は 〝網走郡大空町” ですが、大空町は2006年3月に近隣町村の合併で誕生しました。
その際に、空の玄関口である女満別空港がこの町にあることに因み、「澄み切った大空、そしてその大空の下に広がる実り豊かな大地」 をイメージして大空町と名付けられたのだそうです。
道の駅の配置はご覧の通りで、まず向かって右端が 〝多目的屋内広場” です。
外からだと内部が見えませんが、屋内にはテニスや室内サッカーのコートがあり、各種の催事も開催される多目的広場になっています。
中央部分の建物が 〝メルヘンカルチャーセンター” で、食品加工施設です。
ここには、地元産の農・畜産物の加工を行う研修室などがあります。
その左手の一角が、〝アンテナショップほのか” で、大空町の特産品を全国各地に発信するアンテナショップになっています。
道の駅の一番左端にある別棟の建物は 〝メルヘンぴっと” です。
ここには、フードコートと観光案内所がはいっています。
フードコートには 〝キッチンほのか” 〝みるきーふぁーむ” 〝しじみラーメンウインズ” 〝やさい茶屋 彩” といったお店があり、地元産の食材を使った料理を提供しています。
さて、ここまで駆け足で道の駅の概略を紹介してきました。
実はもうひとつ、この地ならではの魅力がこの道の駅にはあります。
こんな看板がありました。
この道の駅の名前になっている 〝メルヘンの丘” ですが、プロ・アマ問わず写真家や写真愛好家が集まるビューポイントで、ここから歩いて5分の場所にあるのです。
私たちも道の駅に車を置いたまま、目の前の国道39号を網走方面に歩いてみました。
300mで5分、と看板には書いてあったけど、7~8分はかかったと思います。
この日は日差しが結構強くて暑かったので、すっかり汗をかきました。
目的のポイントに着くと、その部分だけ国道が広くなっていて10台ほどの駐車スペースがありました。
この日は平日なので空いていましたが、土日ならやはり道の駅から歩いた方が無難かもしれません。
この小高い丘陵地の向こう側は 〝網走湖” です。
手前の畑には、季節ごとにジャガイモ、小麦、豆、ビートなどが植えられ、春は緑の草原、夏は白いジャガイモの花、秋は黄金色の小麦、冬は一面の雪化粧といった具合に丘の表情が変化します。
私にはご覧のようなありふれた写真しか撮れませんでしたが、プロの写真は、畑の色、空の模様が一味も二味も違っています。
(道の駅HPより参考写真として借用)
ご覧の写真は夕焼けだと思いますが、季節や時間、その日のお天気によって、この丘は様々な表情を見せてくれるのだと思います。
帰りの女満別空港にも、壁一面の大きなメルヘンの丘の写真がありました。
私が買って帰った 〝横山宏氏の写真DVD” にもまた素晴らしいこの場所の写真がありました。
やはり何日も通って、何時間でも辛抱強く粘らなければ印象深い写真は撮れないのかもしれません。
さて、実はこのあと、空港に戻るまでもう少し時間があったので、この近くの 〝朝日ケ丘公園” に立ち寄りました。
最後にここの紹介をして、北海道2泊3日の旅を締めくくりたいと思います。
ご覧の通り、道の駅からすぐ近くなのですが、ナビに登録がなくて探すのにちょっと苦労しました。
この朝日ケ丘公園、黒澤明監督の映画のロケ地にもなった場所で、一面のひまわり畑があります。
植える時期を少しづつずらせてあって、9月でもまだ咲いているのです。
小高い丘の上にあって眺望も素晴らしく、見渡す限り咲き誇ったひまわりを楽しむことができました。
今回の旅、2泊3日と短く、しかも初日と最終日は半日しかありませんでしたが、お天気にも恵まれ、いくつもの感動的な風景に出会えました。
本当に充実した3日間を過ごせたと思います。
北海道の旅は今回で終了させて頂き、次回からは数日前に回った中国、四国のレポートを開始します。
※3日目に走ったルート(google mapの自動記録)