皆様、あけましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
北海道の十勝の旅、次に向かったのは11kmほど離れた
道の駅さらべつ です。
北海道の旅をしていて、最も北海道らしい農村風景といえば富良野や美瑛だと思います。
それに並んで北海道らしさを感じるのは、私の場合ここ “十勝” です。
さまざまな色をした大規模な畑と、それを囲む一直線の “防風林” の美しさです。
“更別村” の歴史は、サラベツ川の流域が一面湿地帯で、高台は柏の大木に覆われていた誰も住まない未開の地に、明治38年に山田嘉一郎が新天地を求めて開墾の鍬をいれたことに始まります。
現在の更別村は、総面積の70%が耕地という代表的な農村地帯ですが、昭和40年代からは “経営規模の拡大” に積極的に取り組んできました。
その結果、2000年には1戸当たりの耕地面積が日本一となり、2013年時点では、村の総耕地面積が10,748ha、農家戸数が241戸ですから、1戸当たり約44.6haにもなります。
更に1戸当たりのトラクター所有台数が5台以上で、これも日本一です。
道の駅の周辺も、ご覧のように広大な農地が広がっています。
道の駅の建物の周辺にはいくつかの広場と遊具があり、裏手には森があって遊歩道が整備されています。
大きな太陽光の設備も備わっていますね。
では次に、道の駅周辺の広域地図を見てみましょう。
この地図にはありませんが、“帯広空港” まで車で10分ほどです。
そこから東京までは1時間半ですから、“十勝で最も東京に近い村” とも言われています。
もう一つ、道の駅のすぐ右下に、“十勝スピードウェイ” というのがあると思います。
これは北海道唯一の “FIA(国際自動車連盟)” 公認のレースコースです。
日本では珍しいフラットなコースだそうで、年間多数の2輪や4輪のレースが開催されています。
7月下旬には、“全日本ママチャリ8時間耐久レース” なるイベントも、このレースコースを使って行われるそうです。
では、道の駅の中を覗いてみましょう。
道の駅の看板には、“PiPOPA(ピ・ポ・パ)” という文字がありますが、これは電話の発信音(ピ・ポ・パ)のことで、道の駅が情報の発信基地、という意味があるのだそうです。
なかなか大きな物産館で、“レストラン「ポテト」” も併設しています。
私たちは念願のソフトクリームをここで味わいました。