3日目の最後の目的地となる
道の駅なかさつない にやってきました。
ここは更別の道の駅から16km、約20分の距離です。
“中札内村” も更別と同じく明治38年に入植者が入って開拓が始まりました。
日高山脈のすそ野に位置する農村地帯で、耕作地はまっすぐ一直線に並ぶ防風林に囲まれ、十勝らしい美しい風景が広がります。
夏場の平均気温が20度、冬場はマイナス10度と寒暖の差は激しいのですが、北海道の中ではドライゾーンに位置し、雪は比較的少なく、“十勝晴れ” といわれるからりとした晴天が続きます。
この中札内村では、町の至る所で花壇や庭に花が咲き誇ります。
これは、数件の農家の花壇つくりから始まって、公園、公共施設、民家と村全体に広がったそうで、毎年7月には “中札内花フェスタ” が開催され、多くの観光客が訪れます。
花といえばもうひとつ有名なのが、“花畑牧場” ですね。
タレントの “田中義剛” さんが経営する花畑牧場は “生キャラメル” の大ヒットで全国的に有名になりましたが、道の駅から8kmほど離れた、同じ中札内村内にあります。
道の駅はご覧のようにかなり広い敷地で、全体を “アグリパーク” といいます。
建物部分だけをアップしましたが、中央にある “カントリープラザ” が道の駅のメインの建物です。
駐車場の左手、配置図では “屋外物産” となっているのが、“物産販売所 花水山”です。
この “花水山(かすいざん)” には、農作物などの販売所の他、アイスクリームの “十勝野フロマージュ道の駅店” や、カレーを中心とした食事処の “千サルバトーレ12” などのお店が入っています。
そしてカントリープラザの右側、“多目的小屋” というのはこちらです。
“小屋” というけど、ちゃんとしたお店ですね!
では、メインのカントリープラザに入ってみます。
カントリープラザの中はご覧のような配置です。
写真はインフォメーションと売店の “てんとうむし” ですが、ほかにレストラン “ウェザーコックカフェ” や展示室、調理実習室などがあります。
さて、メインの建物を出て奥へ進むと他にも施設があります。
これは、“ビーンズ邸” といいます。
ビーンズは豆ですから、中札内の特産の一つである “豆” に関する資料館です。
この案内板にある “豆畑拓男” というのは架空の人物ですが、その自宅兼研究所という設定で中は作られています。
この建物は、昭和22年に開設された “旧馬鈴薯原 原種農場” の事務所棟を移築したものだそうです。
ビーンズ邸の隣にあるこの建物は “開拓記念館” で、大正末期に建てられ、昭和63年まで実際に使用されていた旧開拓農家の建物です。
現在は中に、“蕎麦 花はな” がはいっています。
そして周辺には、ご覧のようなとってもきれいな庭が広がっていました。
これで本日の道の駅は回り終えました。
十勝に入ってからの地図を、広域地図でもう一度見てみたいと思います。
この道の駅からは、有名な “幸福駅” もすぐ近くです。
そして、十勝の中心都市 “帯広” まではここから28kmです。
当初の計画では、この日は帯広に泊まり、明日十勝の北部を回って最終日は “トマム” に宿泊する予定でした。
ですが、私が泊まりたかった帯広市内のホテルがこの日は満室だったため、予定を変更し、3日目がトマム、4日目に帯広市内に宿泊することにしてコースもそれに合わせて練り直したのです。
ですから、これから高速を使って87km、1時間20分ほどを走って “星野リゾート トマム” に向かいます。
そのホテルのことは、次回詳しく紹介したいと思います。