次の道の駅までは距離にして6km、10分ほどで
道の駅豊前おこしかけ にやってきました。
“豊前市” は福岡県の東南端に位置する海と山に囲まれた人口2万7千人強の町です。
“おこしかけ” という名前は、神功皇后が巡幸の途中にその地で石に 「こしかけた」 という伝説にちなんだものなのだそうです。
道の駅は、国道10号と国道10号バイパス(椎田道路)が交わる三角形の土地にあります。
最初に配置図を出しましたが、面白い位置関係になりますね。
この道の駅の最大の特徴は、この多目的広場を覆った全天候型大屋根だろうと思います。
この大屋根、1200平方メートルもの広さがあります。
そしてこの日、大屋根の下にはたくさんのお店が出店していました。
野菜や果物、お菓子類から衣類・雑貨までたくさんのお店が並んでいます。
この多目的広場、この日は出店販売でしたが、ミニイベントやら岩戸神楽の公演など、いろんな催し物が行われます。
更に大屋根の先にあるのがこちらです。
“屋台村” といって、個性的な6店舗の飲食店と100席のテーブルがあります。
そして、もうひとつ特徴的なのがこちらのトイレです。
これも個性的な形をしていますが、“日本一おもいやりのあるトイレ” といわれています。
「天然の光が入るテント屋根」「並びが渋滞しない誘導レーン」「お年寄りでも大丈夫な、吊り輪付きトイレ」 というのがここの自慢です。
実はこの道の駅の歴史を振り返ってみると、まず平成3年に豊前青年会議所(JC)で 「日本一のトイレづくり運動」 というのが始まったのです。
建設省(当時)の道の駅構想がスタートしたのがその翌年の平成4年です。
「日本一おもいやりのあるトイレ」 を作ろうという運動と道の駅構想がやがて一緒になり、平成12年に “道の駅豊前おこしかけ” が誕生したのです。
いまでこそ “1億円トイレ” など豪華なトイレがあちこちで作られるようになりましたが、豊前おこしかけのおもいやりトイレは、その先駆けだったと言えると思います。
さて、物産館に入ってみましょう。
この物産館、総面積が330平方メートルあります。
農産物、海産物、特産品など実に豊富な商品が並んでいます。
そして土曜日ということもあってか、とても多くのお客さんで賑わっています。
こういう活気のある道の駅に出会うと本当に嬉しくなるものです。