【このテーマの記事は、UAV写真測量に必要な解析や、そのためのAgisoft PhotoScanの操作について解説しつつ、適切な設定の探し方を提案することを目的とします。注意事項や用語説明もありますので、最初のページから読んでください。教科書的な操作手順表はこちらのページにあります。】
Step 3では、画像の鮮鋭さを確認する。
「写真」ペインを「詳細」表示に切り替え、すべての画像を選択して、コンテキストメニュー(Windowsの場合、右クリックして出てくるメニュー)から「画像品質の概算値」("Estimate Image Quality")を選択する。
各画像について、最もピントが合っている部分の鮮鋭度が計算され、計算が終わると「品質」("Quality")列に評価値が現れる。評価値が0.5未満の画像は、その画像がなくても残りで全体をカバーできる限り、使わないことが推奨されている。
「写真」ペインで使わない画像を選択し、コンテキストメニューから「カメラを無効化」を選ぶことで、選択した画像を使わないように設定("Disable")できる。
真面目に考えれば0.5という閾値も「迷う設定項目」であろうが、私がやっているような写真測量では、ピントが合わない画像の発生は撮影計画によって防げると思われるので、ここでは深入りしない。