同級生が開業した飲食店③ | リオのあしあと

リオのあしあと

50代 母であることも、恋愛も、楽しんで向き合いながら。

同級生が今年1月に
オープンさせた
うどん&居酒屋のお店
 
チラシと
名刺を同級生に
届けに行きました
 
娘の引っ越しと
風邪をひいたことで
遅くなってしまったタラー
 

 
 
「いや、ありがとうねぇ
ごめんねぇ
いくらかかったん?」
 
「220円」
 
「は?」
 
DAISOとWordでできるから。
お礼を言うなら
お客様が増えてからに
してよ、
データはgmailで送るから
あとは好きなだけ
印刷して使って」
 
作っただけでは集客に
ならない
成果があってはじめて
私も良かったと思える
 
 
 
厨房の中を見てよ
と言われて
厨房に通される
 
妹さんが作業されていて
挨拶を交わし
 
欠陥工事と思われる箇所の
あれがここがと
説明を聞く
 
こんなんされたら
訴えたくもなるじゃろ
 
もうやる気がおきない
 
内装にいくらかかった
 
騙された
 
腹が立つ
 
口を開けば
愚痴と後悔ばかり
 
否定せずに
うんうん
と聴きながら
 
うんざりしたキョロキョロ魂
 
 
 
脅されていう事を
聞かされたわけじゃ
ないでしょう?
 
無知な自分にも
落ち度があるでしょう?
 
と言わないけども
 
同調も同情もできない私
 
同級生と話していて
自分は色んな経験から
随分と考えが変わったんだ
と思った
 
 
なぜ
私が時間をとって
名刺やチラシを作って
近くのビジネスホテルに置いて
貰おうとしてるのか
 
それは
同級生がとても困ってると
言っていた集客の
力になれそうだったから
 
お客様にお店を
知って来ていただくため
 
 
夜のメニューも 
もう少し工夫がいるよ
天ぷらの盛り合わせが
できるなら
地だこの天ぷら
小いわしの天ぷら
牡蠣の天ぷら
と言った瀬戸内海産も
出せるでしょう
 
何と前向きな話に
しようとしても
 
タコの仕入れ高いじゃん…
冷凍のタコのから揚げあるし!
 
 
…そうだね
もうこれ以上は言えないね
 
 
近くの市役所にも掛け合い
他にもまだまだ
紹介して行ってもらう事が
できるのに…
とても紹介できない
 
 
 
彼氏とまた来るね!
 
 
と言って(@^^)/~~~
 
帰りながら
 
多分ダメだな…とため息
 
 
縁もゆかりもないのに
来てくれてるお客様の
一期一会に全力投球
できないなら
飲食店なんて
やめたほうがいい
 
お客様から
「騙された」といわれるぞ
まだ言ってくれるならいい
沈黙というクレームがある
 
 
 
和食店の長女として
育った私は
飲食の商売の大変さが
痛いほど分かる
 
 
いまの心持ちの同級生に
飲食店は無理
 
与えるものに魅力が増し
求めるものに魅力は減る
 
最近読んだ本に書いてあった
 
人は自分の欲しいものを与えてくれる人に集まり
自分から何かを奪う人から離れていく
 
お客様も同じこと
 
うちの父は
親として人として
間違ったところがあったかもしれない
けど
 
 
板前としては人が集まり
「大将 ありがとう!美味しかった」と
良く言われていた
 
そんな事を思い出し
 
お父さんに会いたくなった