西院春日神社~淳和院の鎮守社 | 古都の礎

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西院にある西院春日神社です。

 

 

淳和院の鎮守社。

天長10年(823年)2月28日、譲位した淳和太上天皇は内裏を出て、後院(退位後の上皇の住まい)の淳和院に移り住みます。同日、淳和太上天皇は、淳和院に鎮守社として春日大社を勧請。この社を創建したと言います。西院は淳和院の別名で、現在も地名として残ります。
淳和天皇皇女・崇子内親王が疱瘡にかかった際、身代わりとなって完治したという故事を持つ霊石「疱瘡石」を有します。
 

 

舞殿。

 

 

拝殿。

この奥に本殿4棟がありますが、撮影禁止。

祭神は、春日神(武甕槌命・経津主命・天児屋根命・比売命)。

 

 

能舞台。

 

 

仁孝天皇御胎衣埋蔵之地碑。

仁孝天皇の胎盤を埋めたところ。

仁孝天皇(1800~1846)は第120代天皇。光格天皇の第四皇子。母は勧修寺婧子(東京極院)。諱は恵仁。宮号は寛宮。文化6年(1809年)、立太子。文化14年、即位。弘化3年、在位のまま崩。

 

 

 

西院春日神社;京都市右京区西院春日町61