浜松にある元城町東照宮です。

曳馬城跡に建てられた社。
元亀元年(1570年)、曳馬城主・鵜殿田鶴を滅ぼし、岡崎城から曳馬城入りした徳川家康は、南西方向に城を拡張。曳馬は馬を曳く(退却する)に繋がり縁起が悪いとして
浜松城と改名。かつての曳馬城付近は米蔵となりました。
浜松城廃城後の明治10年(1877年)、かつて浜松城代であった井上八郎が東照宮の建造を発案。静岡県知事や地元住民の寄付によってこの社を創建したそうです。
拝殿。

本殿。
祭神は、徳川家康。

徳川家康公と豊臣秀吉公の像。
両者が浜松に縁があるとされることから建てられました。
徳川家康は29歳から45歳まで17年間を浜松城で暮らしたことによるもの。
「太閤記」によれば、豊臣秀吉は15歳から18歳まで浜松の頭陀寺城主・松下加兵之綱のもとで下働きしていたという伝承によるものだそうです。
元城町東照宮;静岡県浜松市中区元城町111-2