大阪にある難波宮跡です。

 

難波宮

 

難波宮跡は、第一次難波宮(孝徳天皇の難波宮)、第二次難波宮(聖武天皇の難波京)を含む複合施設。

孝徳天皇の難波宮、聖武天皇の難波京は「日本書紀」「続日本紀」などに出てくるものの、場所は分からなくなっていました。大正2年、大坂城外堀南で奈良時代の瓦が発見されますが、当時、大坂城跡は大阪砲兵工廠になっていたため調査はされず。昭和28年、鴟尾の発見を期に、大阪市立大学教授を定年退官した考古学の山根徳太郎らが発掘調査に着手。奈良時代の柱列が発見されると同時に、その下層からそれより古い時代の柱列を発見。昭和38年、奈良時代の大極殿跡が発見されて聖武天皇難波京大極殿が明らかとなり、それに先行する宮跡は孝徳天皇難波宮があったと結論付けられました。現在は、難波宮跡公園として整備されています。平成13年(2001年)、法円坂遺跡とともに難波宮附法円坂遺跡として国の史跡に指定されました。

 

難波宮

難波宮難波宮

 

聖武天皇難波京時代の基壇や柱列が、コンクリートで再現されています。

 

難波宮

 

難波京大極殿跡から大坂城天守を臨む。

 

 

 

難波宮跡;大阪市中央区法円坂