貴船にある貴船神社奥宮です。


古都の礎-貴船神社 奥宮

 

貴船神社本宮の元遷宮地。

天喜3年(1055年)、洪水により貴船神宮本宮が現在地に遷されるまで、ここが本宮でした。玉依媛の乗った貴船が泊ったという伝承地にあります。川のそばの水が溢れ出している場所に社殿を建てたという伝承があり、本殿の真下には今も龍穴があるとされています。


古都の礎-貴船神社 奥宮

 

思ひ川橋。

思ひ川に架かる橋。

思ひ川は「御物忌川」で古く貴船神社に参拝する人たちがこの川で身を清め禊をしたことからの名とされます。平安時代、和泉式部が貴船神社に参拝した頃にはこの奥宮が本宮であり、和泉式部が夫を思いながら通った橋としてゆかりの思ひ川橋とされています。


古都の礎-貴船神社 奥宮

 

参道。

古都の礎-貴船神社 奥宮

神門。


古都の礎-貴船神社 奥宮
 

舞殿。


古都の礎-貴船神社 奥宮

 

本殿。

祭神は闇龗神。

本宮の祭神と高龗神と同一の水の神とされます。


古都の礎-貴船神社 奥宮

 

御船形石。

玉依媛が乗ってきた黄船の周囲に小石を張り付けて隠したものとされているそうです。


古都の礎-貴船神社 

 

現在の貴船川。

 

 

 

貴船神社 奥宮;京都市左京区鞍馬貴船町