いすゞフローリアンのイラスト|デフォルメ画 | クルマのイラスト|くーぺ

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人は石垣、人は城、情けは味方、仇は敵



このところ、ビッグモーターの不法行為の数々が取りだたされておりますが、自動車業界において、あのような体質の業者は極く極く稀であって、ほとんどの業者さんは、クルマが好きで、お客さんのために日々努力していることを、先ずは強くお伝えしたいと思います。

確かに、私が知る限りですが、昭和50年以降の自動車販売には、反社との繋がり、反社そのものが経営、まがい品の販売、やらずボッタクリ、車庫飛ばし、メーター巻き、ニコイチ車の販売等の事実もありましたが、お客さんから預かったクルマをわざと壊して修理費用を水増しするといった行為は聞いたことがありません。
一方、動産としては高額な部類で、税金も課せられている物品でありながら、不動産業界のように『業法』というものが存在せず、民法(最近では消費者法が追加)でしか規制されないということにも問題があるように思えます。
クルマを購入するのに、いちいち民法の知識を必要としていたのでは合理的ではありませんし、一般ユーザーが不利な立場に置かれることは明白です。



改定民法/2020年4月~
しかしながら、2020年4月の改定民法(契約不適合責任・危険負担・消費者保護法などなど)では、売手側にとって厳しい改定が行われています。言い換えれば買手側を守るという内容が強くなっておりますので、特に高額な物やサービスを購入する際は、少し知識を持って挑むことも必要なのかもしれません。


ビッグモーターの経営陣に刑事罰を科すとしても、器物破損等を実行したのはスタッフたちなので、一連の犯罪行為への強要や教唆があったことを証する録音データや、メール等の文章といった物証が必要となりますが、あのタイプの輩は、そういったものを残さないようにしていたと思えますし、そうなると古物商の取消し、顧客離れ、資金ショートによる業績悪化といった社会的制裁が考えられますが、結果的に苦しむのは経営陣ではなく、末端のスタッフということになりますので、この問題は、何ともやりきれない結末になるように思えます。






前置きが大変長くなりましたが、今回のイラストは、いすゞ自動車が1967年から1982年まで生産販売した『フローリアン/オーナーデラックス』(初期型)のデフォルメです。

フローリアンの開発コードは、『いすゞ117』で、あの117クーペ(いすゞ117スポーツ)と同じプロジェクトということは、あまりにも有名な話だと思います。

同じプロジェクトではありますが、両車はまったく異なる存在観を持つクルマとして世に送り出されました。





いすゞ自動車のロゴ





いすゞフローリアンのロゴ





細かなことは後述にして、先ずはイラストです。






いすゞフローリアン(エンジ、初期型、スチールホイール)のデフォルメタッチのイラスト



基本的にはノーマルですが、ホイールキャップを外してスパルタンな雰囲気に!






続いてもう一丁





いすゞフローリアン(ブルーグレー、初期型、標準ホイール)のデフォルメタッチのイラスト



この年式のクルマに多く見られた暖系色のブルーグレーのボディに標準ホイールキャップ






カロッツェリア・ギア(伊)がデザイン
フローリアンと117クーペは、いすゞが製造したプラットフォームをイタリアのカロッツェリア・ギア社に送り、意匠が完成しました。

後部席の空間が広い
両車のデザインを比較してみますと、シャシーを共用していますので、ホイールベース(前輪の中心から後輪の中心までの距離)は同じ寸法で、全長はフローリアンが12センチ長く、フロントのオーバーハング(タイヤの中心からバンパーの先端まで)は短くなっていることから、リアのオーバーハングが長くなっていることになります。
そのバランスは、後部席の空間を広くとってあるということになります。
独特な6ライトウインドウ
後席空間が広い理由はもうひとつ、フローリアンのサイドウインドウは『6(シックス)ライトウインドウ』という形式になっており、後席の窓の後にもうひとつの独立した三角窓が設けられていることも大きな理由と言えます。
通常は、Cピラーの後端(2枚目の窓の後端)がリアドアの開閉部になっているのですが、フローリアンの場合は、2枚目の窓と、3枚目の窓(三角窓)の堺が開閉部になっており、リアドアを開けた時に、3枚目の窓はボディ側に残る状態になります。
それだけ後席の空間、特にヘッドクリアランスが広くなっていることが覗えます。
セダンなのにファストバック
最近のクルマのデザインでは当たり前になっていますが、50年も前のモデルにも関わらず、フローリアンは4ドアセダンでありながら、ルーフからリアエンドにかけてなだらかに傾斜したラインを持つファストバックになっています。当時のイタルデザインの日本車によく見られた、リアが垂れさがっているようなラインは、基本的には117クーペと同じような流麗なライン取りになっており、さすがは世界のカロッツェリア・ギア社ということをあらためて感じさせられます。





下のイラストは、上から
フローリアンのステアリング
いすゞ自動車の当時の安全マーク
フローリアンの特徴的なダッシュボード
カロッツェリア・ギア社のロゴ
ジウジアーロのロゴ





いすゞフローリアンのステアリングのイラスト






いすゞ自動車の安全マークロゴ






いすゞフローリアンのダッシュボードのイラスト






カロッツェリア・ギア社のロゴマーク






ジウジアーロのロゴ










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