連載97【足利にとっての矢作・尊氏にとっての三河】尊氏が岡崎に残したもの その六 | 東海愛知新聞『矢作に住んでみました』バックナンバーはコチラ

記事の写真は、私の新聞記事に何度も登場している

 

足利尊氏石宝塔である

 

岡崎市大門の八剱神社の境内にあり、

 

銘が確認される石宝塔としては

 

市内で一番古いもの

 

そして、

 

私が、特に気に入っている史跡のひとつでもある

 

 

 

 

尊氏のために作られたことは、わかっていても

 

元からあったと思われる部品は、屋根のような形の石と、

 

その下の銘文が彫られた石のみ

 

他は、宝篋印塔や、五輪塔に使われていた石が使われ

 

あてがわれている

 

基壇は失われているため、

 

石を寄せ集め、

 

本来なら一段か二段で作られるものを

 

ご丁寧に4段にまで、積み上げている

 

全体的に眺めてみても

 

いろいろなところから部品を寄せ集めている割には

 

非常にしっかりとした造りとなっており

 

落ち着きがある

 

 

 

 

何より

 

なんとかして、これを守りたいという

 

意志が感じられるのがいい

 

守りたいものが、この塔そのものなのではなく

 

尊氏への想いなのか

 

そんな熱いものが感じられる

 

それに

 

いつ訪れても

 

綺麗に掃除され、

 

気持ちの良い場所であるものいい

 

 

▶︎行ってみよう❣️尊氏の石宝塔が残る

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