湖北を歩くシリーズ2【浅井長政由緒寺】我が子をかくれ里に向かわせた父の想い | 東海愛知新聞『矢作に住んでみました』バックナンバーはコチラ

 

滋賀県長浜市西浅井の菅浦集落

 

ここは琵琶湖の北部に位置する土地

 

背後に聳り立つ標高約400メートルの険しい山々を

 

越える以外には

 

目の前に広がる琵琶湖を利用した

 

舟行しか交通手段がなかった

 

そのため

 

陸の孤島と呼ばれ

 

随筆家の白州正子が

 

「かくれ里」

 

そう表現したため

 

広く知られるようになったそうだ

 

 

 

 

現在でも戸数は約60戸

 

中世の雰囲気を残す

 

菅浦湖畔集落景観

 

として

 

2014年には

 

国の重要文化的景観に認定されたそうである

 

 

 

 

訪れてみれば

 

観光地化しているわけでもなく

 

観光客相手のお店があるわけでもない

 

本当に、ただそこに存在する

 

村である

 

 

 

 

お寺は山の中腹にずらりと

 

10社が立ち並ぶ

 

 

 

そのうちの一つに

 

浅井長政由緒のお寺があるという

 

 

 

 

浅井長政といえば

 

ちょうど大河ドラマにも登場し

 

織田信長や秀吉らに

 

責められ

 

命を落としたばかりだ

 

 

正室である

 

お市の方

 

信長の妹が

 

小さな三姉妹を守ろうとする

 

母としての姿に胸を打つ

 

 

浅井長政由緒のお寺とは

 

浅井長政の二男

 

万菊丸が

 

匿われたというお寺

 

 

安相寺のことである

 

 

 

それは

 

信長によって

 

小谷城が落城した時の話だそうである

 

 

 

 

 

信長の死後、出家をし

 

米原市にある

 

福田寺住職となったそうだ

 

 

 

湖北は

 

 

地域の合併化が進み

 

浅井の名も

 

ここ西浅井にだけ

 

残される地名となったそうだ

 

 

大河ドラマでは度々登場し

 

あの時の出来事は

 

この辺りだったのかと

 

遠い出来事に

 

思いを馳せた

 

 

 

 

 

 

▶︎行ってみよう❣️浅井長政由緒寺【安相寺】のある

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