◆◆ ロイの書斎 ◆◆

◆◆ ロイの書斎 ◆◆

頭に浮かんだことをエッセイ風に書き綴っています

Amebaでブログを始めよう!

人生は選択の連続である。

その先どうなるかは誰もわからない。

だが、もしそれがわかったら?

何よりも大切な出会いに、とてつもない悲しみを伴うことがわかってしまったら?

それでもその道を選択するだろうか?


テッド・チャン著「あなたの人生の物語」の映画化作品「メッセージ」を観終わった後、深い感慨を覚えた。

これは、SFのジャンルを超えた親娘の絆の物語である。


ある日、地球の各地に巨大宇宙船が出現し、言語学者のルイーズ・バンクスは、軍の要請を受けて、物理学者のイアンと共に宇宙人の言語を解読しようと試みる。

ヘプタポッド(7本脚)と呼ばれる彼らの文字言語は、とても異質で、しかも彼らは地球人とはまったく違う時間の概念の中で生きていた。

彼らの不思議なリング状の文字を解読していくうち、ルイーズ自身の感覚にも次第に変化が生まれてくる。


あらすじを読んだだけではどこに親娘の絆が出てくるのか想像もつかないが、ヒントは何度もインサートされて登場する。

原作を読んでいる人なら脚色のうまさに驚いたに違いない。

原作は面白いが、地味すぎてとても映画化できる代物ではない。

それを宇宙人とのファーストコンタクトと言語の解読という骨子は残しつつ、後半原作にはない地球規模の危機というクライマックスで盛り上げる。

原作の中の難解な理論を咀嚼し、わかりやすく描きながら原作のエッセンスをちゃんと掬い取っている。

宇宙人の言語の表現と彼らに影響されていくルイーズの様子は映画の方がわかりやすい。

換骨奪胎したストーリーながらも原作と同様のセンス・オブ・ワンダーもちゃんと生かされていた。


主人公の大きな使命と運命。すべてが明らかになった時の彼女の人生の選択に思わず胸を打たれるに違いない。

少し前の話になるが、社内でレイアウト変更があった。

私の左隣には後輩のO君、O君の隣は空き机でその隣に部内の周辺業務を担当するベテランのおばさん、Mさんがやってきた。

Mさんの荷物がどんどんやってくるのを見て、

「荷物すごい量ですね」と声をかけたら、

「そうなの。捨てられないのよ」とのこと。

机の上の両脇に取り付けたスチール製の棚は「櫛比(しっぴ)」と表現すればいいのか、ドン・キホーテの圧縮陳列さながらに様々な小物がびっしりと隙間なく置かれている。

机を囲むように配置されているキャビネットにももちろん容赦はない。

扉にはお気に入りのカレンダーが次々と磁石で貼り付けられ、キャビネットの上の観葉植物が、卓上カレンダーにボディーガードされるようにコの字に囲まれていた。

数えてみるとカレンダーは全部で16枚。1年間すべての月を一度に表示してもまだ余る。 

移動が終わり、気がつけば机とその周辺の空間は、Mさんの持ち物に支配されていた。 

それを見たO君は「席というよりエリアですね」

うまい!

その日から我々はそこを「エリアM」と呼ぶことにした。 

大人買い

それは金に糸目をつけず自分の欲しいものを手に入れること


ついにやってしまった。

007シリーズのテーマソング13曲一気にダウンロード!

これで合計25曲。

これをプレイリストに入れれば…( *´艸`)むふふ

オープニングでかかる歌をテーマソングと呼ぶなら、全24作中テーマソングがあるのは21作、そのうち20作をダウンロードした。

残り1曲は「007/黄金銃を持つ男」

なぜダウンロードしてないかというと、原曲が単品で手に入らないからである。

カバー曲ならあるのだが…

結局ダウンロードできるアルバムが発売されるまで気長に待つことにした。

007好きの友人は、もう何年も前にこれをやったのだが、彼はコンプリートしているのだろうか?

とても気になるところだ。

ちなみに黄金3部作(と勝手に呼んでいるが)は、どれもパンチの効いた女性シンガーが歌ってて、とても007らしい仕上がりだ。

下の英語名で検索してぜひ聞いてみてほしい。

Goldfinger


The Man with the Golden Gun


GoldenEye


テーマソングについて調べていると、2012年「007」50周年記念に米ビルボード誌がテーマソングトップ10を発表しているのを知った。

「カジノロワイヤル」のテーマソングが入っていない以外は、ほぼ納得の結果であるが、私はなんと言っても2位の「Nobody Does It Better」がとてもとても好きだ。

マドンナ以外はほとんどが70〜80年代なのは寂しい限り。

最近は印象に残らない曲が多い。

特に最新作のサム・スミスは、印象の薄いことこの上ない。

1位のデュランデュランを観よ!

伴奏から痺れるほどクール!

しかも映画を観ると、往年のシリーズに倣い、ちゃんと映画のタイトル「A View To A Kill」と歌詞がぴったり一致している。

これこそ007テーマソングの王道だ。

いつかはデビッド・ボウイに歌って欲しかったが、今やそれも叶わぬ夢になってしまった。

25作目は誰が歌うのか知らないが、ぜひ007らしさを意識してほしい。

テーマソングは映像と一体化していつまでも心に残るものでなければいけないのだ。

そう考えていると、そうかDVDも全作は揃ってないなあ。

と思ってたらつい持っていない残りの14本のDVDを今日一気買いしてしまった。

こういうのをなんていうのだろう。

そうそう「大人買い」


大人買い


それは金に糸目をつけず自分の欲しいものを手に入れること


1.「A View To A Kill」

デュランデュラン

007/美しき獲物たち

85年

2.「Nobody Does It Better」

カーリー・サイモン

007/私を愛したスパイ

77年

3.「Live And Let Die」 

ポール・マッカートニー&ウイングス

73年

4.「For Your Eyes Only」

シーナ・イーストン

007 /ユア・アイズ・オンリー

81年

5.「Goldfinger」

シャーリー・バッシー

007/ゴールドフィンガー

64年

6.「Die Another Day」

マドンナ

007/ダイ・アナザーデイ

02年

7.「Thunderball」

トム・ジョーンズ

007/サンダーボール作戦

65年

8.「All Time High」

リタ・クーリッジ

007/オクトパシー

83年

9.「You Only Live Twice」

ナンシー・シナトラ

007は二度死ぬ

66年

10.「Diamonds Are Forever」

シャーリー・バッシー

007/ダイヤモンドは永遠に

71年

11/26はいい風呂の日

いろんな特典もあるとのことで、近所にいる叔母と一緒に久しぶりに宝塚にある宝乃湯へ行った。

サウナに入った時のことである。

隣りにいるおじさんの一言に思わず笑いそうになった。

それは絶対に間違ってはいないのだが、サウナに入る人なら決して発しない一言だったからである。


「暑いなあ」


(;OдO)えぇ〜

もしかして知らんかったん?

「おぉ、カレー焼きそばパンか」そう呟いたのは職場のエレベーターホールの横に設置されている自販機の前でのこと。

この自販機は前面が透明窓になっていて、棚にずらりと並んだ商品が直接見れるタイプ。

お金を入れるとコイル状の仕切りが回転して、商品を押し出して下にポトンと落とす。

私はカレーパンと焼きそばパンのコラボレーションに心惹かれつい買ってしまう。

棚のボタンはNo.11。


が、パンがポトンと落ちない。

落ちる寸前で引っかかっている。

 (>_<)

これはありえない

UFOキャッチャーでアームに引っかかって下に落ちない状態を思い浮かべていただきたい。

トラブルがあった時のためにメモをする紙があったので、それに書き込もうとしたのだが。

ちょっと待て

もし、この後カレー焼きそばパンを買った人がいたら、これは一緒に落ちるかもしれない。

あるいはさらに引っかかるかもしれないが。

そう考えると悔しくて、もう一度No.11を押した。

するとどうだろう

見事2つ落ちてきた。

パンは予想通りの味で満足したが、2つ続けては食べる気がせず家に持って帰る。

結局その日のうちに食べてしまったが。


次の日

また定時後、自販機の前に立っていた。

カレー焼きそばパンはなかった。

今日はいいのがなさそう…と思っていたところに

「贅沢クリームパン」が目に飛び込んできた。

昨日はなかったはず。

よし!

これにしようと思った瞬間躊躇した。

その棚は戦慄のNo.11

私はジョン・カーペンター監督「パラダイム」のラストの主人公を思い出しながら恐る恐るそのボタンを押した…

ゴジラが夏にやってきた。40〜50代の男子にとっては、学校の前で配られた“東宝チャンピオン祭り”の割引券を見て興奮した小さい頃の熱い思い出が蘇るはずだ。
と言いつつこっそり告白すると、実は小さい頃から「ゴジラ」より「ガメラ」のファンなのだが。

それはさておき、日本で12年ぶりの製作となる「シン・ゴジラ」は、1954年の第1作目を基にしたものであり、ゴジラの出現を超大規模災害のように捉え、政府がどのように対応するかを描いたアクチュアルな大人向けのディザスタームービーだった。

東京湾に突如現れた謎の海中生物は、急速に変態を繰り返し、やがて陸上を歩行する巨大怪獣へと変貌する。
政府が自衛隊を防衛出動させ、緊急対策本部を設けた直後、アメリカから大統領特使としてカヨコ・アン・パタースンが派遣され、驚くべき事実を告げる。
アメリカは以前からこの怪獣の存在を知っていたのだ。
世界各国の不法投棄した核廃棄物を取り込み進化したこの生物は「ゴジラ」と名付けられていた。

自衛隊やアメリカ軍の攻撃にもビクともしなかったゴジラであったが、エネルギーを消費しすぎたのか突然活動を停止する。
その間対策本部はゴジラの弱点をつきとめ、体内の生体原子炉を冷却する要である血液を凝固させることで活動を停止させられることがわかり、すぐさま作戦の準備に取り掛かる。
だが、ゴジラの自国への上陸を恐れたアメリカは、国連を動かし、ゴジラが活動を再開前に核爆弾でゴジラを攻撃することを決定、日本政府に最後通牒を突きつけ、すぐさま360万人の住民を避難させるよう一方的に要求する。
刻一刻と迫る核攻撃のXデイ。
攻撃直後ようやく準備が整い、日本の総力を結集した「ヤシオリ作戦」が実施された。

レジェンダリー製作版とはまったく違う面白さで、思いの外人間中心のドラマとなっていたのに驚いた。
怪獣映画においては、人間ドラマの部分というのは退屈なものだが、これがスピーディーで目が離せない。
超弩級の緊急事態でありながら特別な措置を取るのにいちいち会議を開いて承認しないと何も決定できず、相手が怪獣では防衛出動命令が出せないなど、最初は応用力のない危機管理の甘さを露呈させつつも、矢口蘭堂という若き官僚を中心に不測の事態に懸命に対処する日本政府が克明に描かれ、自衛隊全面協力のゴジラへの攻撃シーンもリアリティー溢れるものだった。
今回ゴジラは日本では初のフルCGとなったが、モーションキャプチャーで取り込むゴジラの動きを演じたのが野村萬斎というアイデアも秀逸だった。
なんとか日本を救おうと不眠不休で頑張る対策チームの姿は、そのストーリー性に思わずプロジェクトXのような感動を覚える。

また、懐かしいオープニングのロゴや音楽、ラストの手書きの「終」など、いたるところに初代ゴジラへのリスペクトを表し、監督のマニアックなこだわりを感じさせる。
映画を観る前にラストのゴジラの姿を予想できた人はなかなかいないと思う。
ハッピーエンドと言いつつ不安を感じさせる心情をさらに増大させるかのようなある部分のズーム映像は、よく見るとまるでロダンの地獄の門のように人がもがき苦しむモチーフをイメージさせる。

これは恐ろしい破壊力を持つ荒ぶる神との共存の象徴であり、ゴジラが人間の生態系への裏切りで生み出されたものであることを忘れてはいけないと語っているかのようだった。
ある日気づいた。
仕事が終わり、会社の敷地を出る時に守衛の人にあいさつして帰る人がほとんどいないことに(入る時と定時内で出入りする時は、身分証明書を見せて本人確認をしてもらう必要がある)。

その様子を見て、ジェフリー・ディーヴァーの「白紙委任状」がふと頭に思い浮かんだ。
本作は007シリーズのパスティーシュで、ボンドの敵は、表向きリサイクルや廃棄物処理をしている巨大企業の経営者。
だが、あるとんでもない方法(ネタバレになるので書かないが)を使って企業の秘密情報を入手していた。
正体を知られたボンドに敵役のボスがこんな感じのことを言う。
我々のやってることに気づく者などいない。一流企業で働く奴らは、ゴミを集める我々を人間とは思っていないのだからな。
この台詞にギクッとした。
私はたまたま毎朝会社の鍵をもらいに守衛の詰所に行っていた時期もあり、だいたい顔も知っているが、まったく意識していない人の方が多いのではないだろうか。
彼らは顔のない存在なのだ。
だから帰りにすれ違ってもあいさつはしない。
こういう人間関係の希薄さを目の当たりにして、ちょっと寂しく、また怖い気がした。
もしかして、ある日突然全員テロリストにすり替わっていても誰も気づかないのではないだろうか。

まぁ、その可能性は置いといて、とにかく毎日会う人にあいさつぐらいしてもいいはずだ。
ブログのタイトルは、小説「カサンドラクロス」のラストの一節。
今思うとノベライズ作品だったと思う。
これを思い出すきっかけになったのは、この前散髪に行った時のことである。
理髪店のマスターが「中学校の時に学校で映画上映したことある?」と突然聞かれ、「ああ、ありますよ。中1の時に」
「何観た?」
「カサンドラクロス」
「えぇ、えらい難しいの観たんやな」
どうももっと子供向けの映画を期待して話を振ったみたいなのだが、本当のことだから仕方ない。
それで話は終わりかけたが、聞かれもしないのに私はあらすじを話し始めた(映画嫌いにとっては本当に退屈な男に違いない)。

ジュネーヴにある国際保健機構にテロリストが潜入。ガードマンと銃撃戦の末、アメリカの研究室で薬品を浴びたテロリストが、1人逃げ出し、ストックホルム行きの大陸横断鉄道に乗り込む。
アメリカ陸軍は、マッケンジー大佐指揮の下、素早い対応で兵を送り、列車の窓を鉄格子で溶接・密閉し、車両ごと隔離した。
実はアメリカは細菌兵器の研究をしていて、逃げた男は感染していた。
発覚を恐れた政府の命令で、大佐は行き先をポーランドに変更、大戦後廃線となり、列車の重みで崩壊するはずの老朽化した大鉄橋「カサンドラ・クロス」へと導く。
列車に乗っていた世界的に著名な神経外科医チェンバレンは、この陰謀に気づくと、ジャーナリストで元妻のジェニファーや他の乗客らと協力して行動を起こす。

オールスターキャストの抜群に面白い映画だった。
その後書店で見つけた小説を読んだのだ。
音楽は巨匠ジェリー・ゴールドスミス。
今でもこのテーマ曲は頭にすぐ浮かぶ。
見終わった後、教室で生徒会長の映画の感想がなかなかよかったと担任の先生が言うと、「あんなの映画のパンフレットみたら誰でも言えますよ」と言い切った奴が、今も映画友達の大○君だったことを何故か覚えている。
彼はこのことを覚えているだろうか?

それはともかくこの映画が7/20Blu-rayで発売されたので、また観たくなった。
鉄道ファンが観るとツッコミどころ満載らしいのだが、そこも含めてもう一度風のように走るジェニファーに会いたい。
(ちなみにこの役、ソフィア・ローレンです)
筒井康隆のショートショートに「にぎやかな未来」という有名な作品がある。
CMだらけになった未来。
CMが流れ続けるラジオを切ることは、法律で禁止されているが、レコードを聴く時だけはそれが許される。
男はレコードを買いに行くが、このレコードにさえCMが入っていて、音楽を聴くことさえままならない。
高いレコードを買うと、だんだんとCMの量が減ってきて、1番高いレコードはなんと10万円(作品は1968年発表だが今でももちろん高すぎる)。
とても買えないが、どんな曲が入っているのかと聞くと店主は…。
オチは言わないが、だいたい予測はつくだろう。

このうるさすぎる未来社会はすでに現実となっている。
街は音と映像に溢れ、会社に行けば部屋に出入りするたびに電子音。
世の中にぎやか過ぎるのだ。

静かな美術館に行くのもいいが、まずはつけっぱなしになっているテレビを消してみると、ほっとする。
日常の中で音の少ない時間、あるいは静かな音楽を聴きながら過ごすことも大事なのかなと感じる。
音肥満に気づいたらサウンド・デトックス!
ディザスタームービーや戦争映画で1番初めに死ぬ運の悪い奴がいる。
怪獣に1番初めに踏みつけられたり、銃撃戦の1発目で撃たれたり、1番初めにゾンビに噛まれる奴。
それを見るたびに「あれは俺やな」と思ってしまう。

あぁ、なんてエキストラチックな人生