兄2人は希望表が出されていたのに私だけ出されていない事を変に思った先生は家へ電話してきた。


先生と何を話していたか分からないが、電話を切った後、母が私の部屋へ怒鳴り込んで来た。

『あんたは何余計な事言ったの!!あんなが私のお母さんはいませんて言えば済む話でしょ!!本当にあんたには母親が居ないんだから!あんた母親に捨てられたからここに居るんでしょ!先生がきたら全部話してやるからな!!』と叩かれながら言われた。


私は、じっと耐えた。
『こんな奴母親になってもらいたくない!早くこんな家出て行ってやる!!』と心に決めながら。
小学校に入学してしばらくすると家庭訪問があった。


私は手紙を母に渡したが、その時に『あんたに興味ないから別に聞きたい事もないよ!!それに、先生が来ても私も話す事ないから!』と言われ、日程に希望が有る人は提出しなくてはいけなかったが、母がそんな調子だった為、私は『今お婆ちゃんの具合が悪くて出来ないってお母さんに言われた』と先生に嘘ついた。


しかし、兄がいる私の嘘は先生にすぐバレてしまった。
私は、小学校に入学すると自分の中に母を避けている自分が居る事に気付いた。


自分なりに母の気を引こうとイイ子を演じて、だけど母には振り向いてもらえない事にどう接していいか分からなかった。

ただ小学校に入ってから『別に話さなくて暴力を振るわれないならその方がイイな』とも思っていた。

そう思い出してから、私は家に帰ると部屋に籠もるなった。