ヒィヒィ | UNIV. of TSUKUBA Rowing Team

UNIV. of TSUKUBA Rowing Team

部員が日々の出来事や練習、試合の予定や結果についてかいています。
気楽に書きますので温かい目で見てください!

  ご無沙汰しております。2年の中澤です。 


  この4月からCOXに転向しました。理由は色々ありますが、1番はやはり腰の怪我です。年明けにヘルニアになってから時間が経ち、ほぼ完治しました。これから大会に参加していく上でもとの練習量をこなしていくと再発の恐れが拭いきれないと判断し、漕手からは一旦離れることとしました。他にもマネージャーやトレーナーという他の選択肢も考えましたが、大会に出たいという気持ちと部活に関わっていきたい気持ちが大きかったためCOXを選びました。






(たぶん?)漕手最後かもしれなかったお花見の振り返りもします。ヘルニアの症状がひどくてまともに合宿も参加できませんでした。合宿期間中はつくばでリハビリに通ったりバイクを漕いだりなど…。戸田に行けたのは大会の約1週間前。上程も痛み止めを飲んでやってましたが練習できたのはわずか15km。スカルの経験もそれほどなかったので技術面に関しては目も当てられないくらい。エルゴも久しく漕いでいなかったのですぐにバテてしまいました。 
  1レース目は腹切ったしフェザー返らないし酷い漕ぎをしてしまいました。情けなかったです。でも2レース目は1レース目の反省点を活かして漕げました。タイムも20秒以上上げました。これまで経験してきたレースではいつも組最下位でした。ですが今回は前に1艇見ながらゴールできました。順位が良かったわけではなかったのですが、2人で「っしゃあ!!」って叫んじゃいました。一緒に乗ってくれたたいとさんには感謝しかないです。








  いきなりですが話を少し変えます。 

  自分の短所は優柔不断なところです。ずーっと昔からそうでした。 
「どっちがいい?」と聞かれたら「どっちでもいい」と答えてしまう。「何食べたい?」と聞かれたら「何でもいい」と答えてしまう。 

   この前、高校同期に会った時に言われました。 

 「中身のない人間だよね。薄っぺらい。」

   正直めちゃめちゃグサッときましたが、それと同時に納得してしまいました。主体性がない。誰かにすぐ頼ってしまう。話が面白くない、続かない。結局何が言いたいのか自分でも。話の輪の中に入っても何も喋らない。相槌を打つだけ。

  これが今の自分です。 

  なぜこれを書いたのか。 

  最近は全日本選手権に向けて付きフォアに乗っています。全日本に出るということもあって、練習の質もかなり高いです。その分COXに求められることも多いです。COXってただラダーをいじってタイムとか言うだけじゃないんですよね。艇が岸とか障害物にぶつからないための安全管理、スピードコーチを見ながらのタイムとレート管理はもちろんのこと、艇がどう進んでいるのか、どこをどう改善させていくべきなのか感じ取らないといけないんです。今の自分は感じ取れることもあるにはあるのですが、イマイチ核心の部分に気づけてないです。「どうだった?」と聞かれても半分くらいは想像で話してしまってるところもあります。 

  でも自分に足りないのはそういうCOXとしてできて当たり前のことよりもこの全日本フォアに乗るという覚悟だと思います。こんな薄っぺらで中身のない人間が乗っていいわけがないですよね。自分から指摘できない、どうしたらいいかわからない、何が正解かわからない。漕手はCOXの指示で漕ぐので、自分がしっかりしてない時点で速いクルーになれないですよね。

   じゃあ覚悟持ってすればいいじゃないかという意見もあると思いますが、そんな簡単じゃないんです。自分は言語障害と発達障害を持ってます。言いたいことを言いたいタイミングで流暢に言うことも難しく、人から何か言われてもすぐに忘れてしまうこともあります。同時にたくさんのことをするのも苦手です。もちろん障害だけを理由に覚悟が持てないわけではなく、性格面でも自分の薄っぺらさが露呈してしまっていることは自覚しています。とにかく自信を持てない要因が多すぎるんです。練習でも毎回何かしらのミスをして落ち込んでます。結局この不安をなくすのは経験を積んでいくしかないのでしょうか。自分はメンタルが本当に本当に弱くてヒィヒィ言いながら練習していますが、全日本までできることを必死にやっていきたいと思います。 

 明日も朝早いので寝ます。おやすみなさい。 

 中澤