お花見・五大学ふりかえり | UNIV. of TSUKUBA Rowing Team

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部員が日々の出来事や練習、試合の予定や結果についてかいています。
気楽に書きますので温かい目で見てください!

おひさしぶりです。

2年マネージャーの法田です。この春合宿、お花見レガッタ、五大学レガッタには付きフォアのcoxとしても参加させていただきました。


この春を振り返ってまず真っ先に思うのは、楽しかった!!ということです。これは丹くんもともきさんもブログに書いていましたが、このクルーは本当に本当に楽しかったです。夏のエイトも楽しかったんですが、私がクルーボート・cox共にほぼ初めてだったこともあり、クルーボートの難しさを感じることが多かったです。この春はその経験を生かせたんじゃないかな、とも思います。



私は筋の通った文章を書くのが苦手で話が分散してしまいがちなので、ここからはクルー結成から時系列順に振り返ろうと思います。


まずは、クルー結成のところから。ミーティングでcoxに乗る気持ちがあるかどうかを確認され、乗りたいという意志を伝えた結果、ともきさん、たいらさん、とみーさんと付きフォアを組むことが決まりました。夏のエイトもそうですが、毎回乗りたい意志があって乗り、大会後にこのクルーで良かった!と思えることは恵まれているなと思います。



本格的に練習が始まったのは部旅行後でしたが、感染症が広がってしまったこともあり、満足な練習ができるようになったのは丹くんが正式に付きフォアに決まってからだった気がします。そこからは試行錯誤の連続でした。夏のクルーは大誠さんという絶対的な存在がいて引っ張ってもらう、という形だったので、今回のクルー作りは前回とは全く違いました。分からないながらも練習計画を立て、練習して、話し合って、練習して、の繰り返しで、立てた計画にクルーの完成度が追いついていないこともよくありました。それでもクルーの雰囲気が暗くなることはなかったし、「もっと速くなれる!」という前向きな気持ちで毎回の練習を終えることができていたと思います。



そんな中、迎えたお花見本番。予選のレースでは、ラストスパートでcoxとして初めて他の艇をさすことができました。C決勝にギリギリ入ることができ、「これ以上順位が下がることはないから、あとは上がるチャンスがあるだけ!」と、クルーのみんなで良い緊張感で決勝にのぞめたと思います。結果はC決勝最下位でしたが、目標タイムに近い記録も出せ、確実に五大学につながるレースにすることができました。



五大学までの一ヶ月間は、霞ヶ浦で何度か練習しました。しかし、艇の重さもオールも違ってcoxのマイクも繋がらず、満足のいく練習はできていなかったため、本当に2000mレースで勝負ができるのかと心配が募りました。でも、五大学2日前に戸田入りして漕ぎ始めると、びっくりするくらい良いタイムが出ました。本当に安心したし、1人でcox席で感動してました。練習後にビデオを見た時に、食堂でみんなにフォア上手くなったね!って言ってもらえたのが、めちゃくちゃ嬉しかったです。



そして、五大学レガッタ当日!クルーの雰囲気はいつもと変わらず良かったと思います。直前練習のタイムも悪くなく、勝てるんじゃないか、勝ちたい、と思いました。しかし、レースが始まった直後、そんなに甘いものじゃないと思い知りました。防大にも海洋にも先行され、海洋には2艇身くらい離されてしまいました。(私は漕手だったら2艇身って言われると絶望しちゃうからずっと1艇身差って言ってました。もしみんなが正確に伝えろよ!!って思ってたらごめんなさい。)その後は、なんとかそれ以上離されずについていけましたが、追いつくこともできませんでした。このクルーは、あまりレースプランを立てずにレースにのぞむという私にとっては新感覚のクルーで、スパートを大体これくらいに入れて、あとは良い感じの時に足けりいれてね!くらいのゆるゆるレースプランでした。当日、足けりを入れるタイミングはあまり迷わなかったんですが、スパートをどうするか1000過ぎたくらいからずっと迷い続けました。ずっと離されなかったし相手が辛そうなのは見えていたので、頑張れば追いつける可能性はあるとは思っていました。ただ、残り300mでスパート、残り200mでMAXというプランだったけれど、その距離では追いつけないなとも感じていました。スパート(1500過ぎたくらい)もMAX(1750m)も、私が勝手に長くしてしまったので、漕手のみんなはすごく疲れただろうなって思います。MAXを入れたあたりから明らかに差が縮んでいる感覚があり、あの250mはボート人生で1,2番を争うくらい楽しいレースでした。私は1750mで半艇身差のつもりだったけど、動画を見返したらほぼ1艇身差ありました。(あんまり自分の感覚って当てにならないのかな…)そこから0.6秒差まで迫りましたが、あと一歩及ばず勝つことはできませんでした。レース直後は、「0.6秒差ってすごく僅差に思えるけど、coxに乗ってたらゴール時点で明確に負けたと分かるんだな」ということに驚きました。また、もう少し私が舵を切るのがうまければ、喉の調子が万全であれば、MAXを早めに入れるのを躊躇わなければ、勝てたんじゃないか、漕手の4人を勝たせてあげられたんじゃないかとも強く思いました。多分驕りなんですけど、そう思ってすごく悔しかったです。勝ちたかったな。だから、来年も一緒に出よう!ってともきさんが言ってくれたのがすごく嬉しかったです。来年どうなってるかは分からないけれど、リベンジできるならしてみたい気持ちはあります。



負けてしまったけれど、レース後、OB・OGの方々も新入生も現役部員も、みんなが「良いレースだった!」と言ってくださったことにとても安心しました。勝ったレースを見せたかったけれど、勝った選手だけでなく負けた選手のことも讃えてくださる筑波大学漕艇部の雰囲気が私はとても好きで、次の代にも引き継いでいきたいと思います。

たくさんの応援、ありがとうございました。




最後に、クルーの4人へ!一緒の艇に乗ってくれて、ありがとうございました!!ともきさんの新しいあだ名を流行らせたり、ウミガメのスープにともきさんがハマったり、みんなでラーメンを食べに行ったりと練習外でも沢山コミュニケーションを取ることができて嬉しかったです。練習に常に真剣に前向きに取り組むこのクルーに乗れて、本当によかったです!

打ち上げ行こうね!!!!


p.s.

書き忘れていたのですが、来年は五大学レガッタの幹事校なので、その運営も頑張りたいと思います。