ファンケルクラシック最終日(8/18)、
羽川プロ(55)は、10バーディー、
ノーボギーの大会新記録62をマークし、
35位から頂点に上り詰め、優勝した。
プレイオフで敗れた井戸木プロは、
「しぶといし、ショットが曲がらない、
フェアウエーウッドもうまいし、ミスが
少ない」と羽川プロを評した。
私は、たまたま羽川プロのレッスン動画を
見る機会があり、その美しいスイングに
ほれぼれしていた。
「インパクト後に、頭とクラブヘッドが
一直線に張り合うことにより、スイングに
パワーを与えられる」と教えていた。
そこで、羽川プロのスイングイラストを
描いて、研究してみようと思った。
彼は左利きなので、右利きスイングに描き
直している。
「80歳になっても、ゴルフができるよう、
怪我とミスの少ないスイングづくり」、
今取り組んでいる課題であるが、イラスト
中にヒントがいっぱいあった。
切り返し後のこの瞬間は・・・
トップの形をそのままにして、左ひざを
アドレスの位置に戻すことによって、
結果的に作られたものである。
赤線に注目。
羽川プロの頭は、ボールの後ろ、右太もも
の上にある。この状態がインパクト後まで、
変わらないというからもの凄い。
私の場合、止めようとしても、頭は左に
動いていってしまうことが多い。
原因は、切り返しで下半身のリードがなく、
いきなり打ちにいってしまうからだ。
頭は、止めようと思っても、止まらない。
次に、右ひじが右わきにきれいに付いている
点に注目した。
なぜならば、右ひじはスイングの支点に
なっていて、これが曲がらないショットの
ための前提条件となっているからだ。
ではどうすればいいか?
スイング中、右ひじの内側(折れるほう)
が上を向いていればそれでOKである。
ハーフウエイダウンのこの瞬間・・・
私はここで大発見をした。
赤線をよく見ると、ハーフウエイダウンの
この瞬間に、頭、グリップ、ボールが
きっちり赤線上にあるということだ。
このように上体を左に押し込んでいくと、
頭とグリップが赤線からはみ出すので、
よくない。
赤線に注目ついでに、目線にも注目した。
どうもボールを見ていないようだ。
右足の前あたりを見ているのだろうか?
そういえば、ずーっと以前、プロたちに、
「あなたはボールを.見ていますか?」と
アンケートしたところ、ほとんどのプロは
「ぼやーっと見ている程度で、見ていない」
と回答していたのを思い出した。
そこで、私もボールを見ないで打ってみた。
頭を残すには効果があったが、なんとなく
不安で、なかなかボールに当たらなった。
それでも、繰り返しやっていると、視野に
ボールがぼやーっと入ってくるので、
やがて当たるようになる。
この段階でも、右ひじの内側が上を向き、
そこがスイングの支点になっている。
と同時に、この段階で、右上腕の内旋が
行われ、インパクトでの正しいフェース
ターンにつながっていく。
インパクトの瞬間・・・
赤線の傾斜はキープされていて、所謂
頭は常にボールの後方にあるという基本が
結果的に行われている。凄い。
今まさにヘッドがグリップを追い越そうと
している。
羽川プロならではの美しいインパクトだ。
頭とヘッドが引っ張り合った瞬間・・・
羽川プロは、この引っ張り合いが大切と
教えている。
理由は、引っ張り合うことで、ヘッドに
スイングのパワーをより強く与えることが
できるからである。
もう一度言わせてもらうが、この美しい
スイングは、意識して作ろうとしたもの
ではなく、頭を残して振っていったら、
結果としてこうなったものである。
このイラストを見て分かるのは、両脇が
きちんと締まっているいることである。
とくに左脇が緩んだら、アウトである。
左脇を緩ませないためにも、両ひじの
内側が常に上を向くようにスイングする
ことである。
この方法でスイングするには、むしろ
水平打法のほうが適している。
どこまで行っても尽きることのないのが
「ゴルフ」、だから面白いし、止められ
ないのである。
羽川スイングの練習は来週以降になる。
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