朝焼けの歌
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朝焼けを見る ひとりで

一年間のほったらかし

そして、気まぐれに戻ってきた居場所には

誰もいなかった


今までのことを思い知らされ

空気が輪を増して冷たく感じる


結局、何だったんだろう

この一年



そういえば、21世紀最初の日にも朝焼けを見た

あの時の太陽は自分に希望をくれた


あれから11年ぐらい経った今日の太陽は

いつもと同じく全ての物を平等に照らしてくれるだろう


心以外は



闇に、深い眠りに誘われる

もう起き上がるのがしんどい

二度と希望を持たせないでくれ


黙っていても太陽は上り続ける

そして太陽を嫌いながらも

新たな温もりを求める自分がここにいる

落日

朝焼けの歌-DVC00302.jpg

暮れ行く夕日と流される雲
風の過ぎる音だけの沈黙の時間

今ここに居る
ただ落日を遠く眺めている
照らす太陽はもう沈んでしまった
明日までのさようなら

束縛するものはもう無いんだ
でもぽっかり開いた心の穴は
何をもっても塞ぐことは出来ない

声にならない叫びは風の音より小さく
ただ近づく夜の闇に震えるしかなかった

colorless life

朝焼けの歌-DVC00073.jpg

色々な物を手に入れ
色々な人と出会い

色々な事を経験し
色々な夢を叶える

色々な物を失い
色々な人と別れ

色々な事を失敗し
色々な夢を諦める


若いうちはまだ可能性が色々あり
刺激に反応して変わることもあるが

歳を重ねる毎に色は決まって
染められた色は完全に拭うことは出来なくなる

自分の色を厭がっていてもだ


何故こうなってしまったんだろうか…
悔やむだけの真黒の自分

空が鮮やか過ぎて直視出来ない
黒に何混ぜたって、黒は消せない

色褪せるとかそんなんじゃない
ただ色のない世界が広がっているだけなんだ
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