朝焼けの歌 -3ページ目

月の涙

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月は泣いていない
泣いてるのは自分の方だ

それでも月に投影してしまうのは
弱い人間だからだろうか


紫煙が空へ昇っていく
自分の体から放たれて自由になった空気

「俺も、俺から解放されたい…」
ふと頭に過ぎっては消える拙い願い
煙草一本吸い終われば忘れてしまうのに


月は静かに闇を照らしている

遠く離れた自分の心さえ分からないような月に
擬人的な表現を用いて理解してるつもりになるのは
我儘な人間だからだろうか


月は何も語らない
答えの無い自問自答は続く

そして、今


朝焼けの歌
1ヶ月音沙汰なくてスミマセン


先月までは非常に精神が不安定で

何を目的にすればいいのかが判らず

喚いたり逃げ回ったりしてました


学生を終えてから状況が変わり(職場は一緒ですが)

自分の心の拠り所をどこに置けばいいのか

迷ったり焦ったり優柔不断になったりしてました


ここ1ヶ月で、何となく今の居場所の生き方が

何となく判ってきました


無理せず自然体で、尚且つ仕事はきっちり

で、なるべく親切にして適当に弄られて


まぁ、無理せず頑張れということです

なので、今は何となく気分的に充実しています


欲しいものが全て手に入るわけでもなく

時間は無駄に過ごすことは多いのですが

何だかホッとして生活できています


これが、ある意味での幸せなのかなと思います


この先いつまた不安定な状態に陥るか判りません

ですが、それまでは今の生活を大事に

していこうかと思います


世の中は不平、不条理、理不尽さが絶えませんが

それでも生き抜くだけの価値があるものです


せめて今だけでも

今の時間の中で作られてくる自分だけでも

笑顔であって欲しい


その笑顔が他の人まで伝わるのであれば

それが本当の意味での幸せなのだと思います

END aND END

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闇の中には何も見えなかった
何かあると高を括っていたが
何もなかった

紳士の皮を被ったろくでなしだ
鏡は素直に自分を映し出す
バイアスが掛かるのはこの眼だ

闇は闇のまま
当然の結末を突き付ける
俺は俺の責任を取らなければならない

ならば引導を渡してやろう
壊れる以上に壊してしまえ
跡形も無く気配すら残さず


それでもこの今と決別できないのは
未練なのか煩悩なのか

仕方が無い死に方をしたい