ゲラニウム(その1)(2020) | ぐんまの庭を目指して

ぐんまの庭を目指して

群馬県の平野部に住む家でガーデニングをしています。イングリッシュガーデンでもなく、和風の庭でもない、「ぐんまの庭」「我が家の庭」を目指して、試行錯誤中。
使用カメラ:Pentax K-3II

5月に咲いてくれたゲラニウムの中から、今日は3種類を紹介したいと思います。

 

ひとつめ。

 

 

ゲラニウム・メイフラワー(Geranium sylvaticum 'Mayflower')

シルワチカム(sylvaticum)はヨーロッパの草原などに自生する品種のようで、メイフラワーは園芸品種。

小さめくまとまってくれるけど、たくさんの花を咲かせてくれます。

 

 

葉も花もボサボサしないし、小さなスペースに何か植えたいときは最適かも。

日当たりのいい場所に普通に植えていますが、なんの問題もなく育っています。

ただゲラニウムは全般的に過湿が苦手なので、水はけは気をつけたほうが良いかも。

 

 

だいたい写真のような色です。ピンクと紫の中間くらい。自然な色。

一つ一つの花は小さくて、植えたばかりだと全然目立ちませんが、徐々に華やかになっていきます。

 

 

ローズガーデン・カネコさんでふと見かけたときに、これはいいかもと思って購入しました。

一度植えてみて気に入ったので、さらに追加で購入してきました。まだあるかな?

背が低いので、周囲を囲まれてしまうといつの間にか消えてしまうかも。花壇の中よりも、通路の横に単独で植えたり寄植えに使ったりするのが合っているかもしれません。オススメ。

 

 

ふたつめ。

 

 

ゲラニウム・エリザベスアン(Geranium maculatum 'Elizabeth Ann')

muculatumは北アメリカ〜カナダに自生するゲラニウム。エリザベスアンは園芸品種。

やさしいピンクの花と銅色の葉っぱが特徴。そして丈夫です。

 

 

以前に一株だけ庭に植えたのですが、正直いるのかいないのか分からないくらい目立たない存在でした。

でも毎年必ず芽を出してくれる丈夫さは知っていたので、思い切って4〜5株くらいをまとめて植えてみました。

なので今年はいっぱい花が咲いてくれて、とても華やかでした。

 

 

ゲラニウムの中でも花は小さめ。細い茎をすらっと伸ばして咲きます。ウチのゲラニウムの中では一番背が高いかも。花色は濃いピンクではないので、5月の庭の中ではあまり目立たないです。

他の植物の色と対比させて目立たせるか、似たような色の目立つ花の横で馴染ませるか、植え場所は何かしら考えた方がいいと思います。

 

 

ペレニアルフラックスと一緒に咲くと、同じくらいの背の高さになって、花の形もよく似ていたので、なんだか色違いの仲間みたいになってくれました。この組み合わせは良かったと思っています。

花が終わったら花茎を切ります。あとはずっとほっておいても大丈夫。

後は銅色の葉っぱが残ります。できたらその銅葉をうまく活かした植栽ができればベストなのですが、ウチではまだうまくいってない気がします。葉っぱの使い方に自信がある人はオススメです。

 

みっつめ。

 

 

ゲラニウム・サンギネウム・アルブム(Geranium sanguineum 'Album')

サンギネウムはヨーロッパ原産のゲラニウム。普通はサンギネウムといえばピンクの花ですが、これは白花品種。サンギネウムはいくつか育ててきたけれど、これが一番花が大きくてキレイだと思ってます。

 

 

株全体がぶわっと真っ白になるというわけではないです。これくらいがいいな。

植える場所にもよると思いますが、日当たりがいい場所に植えて、花が咲き終わるまでほっておくのがいいと思う。勝手に場所を見つけて伸びていって咲いてくれます。

 

 

純白のキレイな花です。そして意外と大きい。かわいいです。

最近は5月から暑いけれど、キレイな姿を長く保ってくれる気がする。周囲にどんな植物が合っても馴染んでくれるし、とっても使いやすいのではないかと思ってます。

 

 

これもローズガーデン・カネコさんで買ったと思います。これが気に入ったので、今年また1株買ってきました。花が終わったら梅雨時に全体をバッサリ短くします。あまり群れに強くなさそうだし。

 

私はかなりのゲラニウム好きなので、花壇に何か宿根草を植えようかと考えるときに、まずゲラニウムとグラスを考えるくらい。ゲラニウムもたくさん種類があるので、油断するとあれこれコレクションしたくなってしまいます。でもそれをしてしまうと庭がゴチャゴチャになってしまうので、なるべく品種を絞って気に入ったものだけを植えるようにしています。

 

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