ゲラニウム・その2(2019) | ぐんまの庭を目指して

ぐんまの庭を目指して

群馬県の平野部に住む家でガーデニングをしています。イングリッシュガーデンでもなく、和風の庭でもない、「ぐんまの庭」「我が家の庭」を目指して、試行錯誤中。
使用カメラ:Pentax K-3II

昨日の記事に続いて、庭のゲラニウムを紹介してみます。

ただ、今回はちょっとした記録みたいなものも兼ねていますが・・・

 

 

もう数年前から育てている、上の写真のゲラニウム。

ウチでは一番大きく育って、たくさんの花を咲かせてくれます。

このブログでも何度も出てきていて、私はずっとこれをゲラニウム・ロザンネ(Granium Rozanne)と紹介してきました。というのも、苗を買ったときのラベルにそう書いてあったから。

 

ところが、どうも色々とゲラニウムについて見ていくうちに「どうも違う品種なんじゃないの?」と思うようになりました。写真で見るロザンネと、どうも違うように見える・・・

 

そこで、昨年の秋に、ゲラニウム・ロザンネ、それとウチにあるゲラニウムと似た感じのゲラニウム・ブルックサイドゲラニウム・オリオンをそれぞれ購入して、どれと一番近いのか実際に育てて見てみることにしました。

 

結果的に、これまでロザンネだと思っていたゲラニウムは、(おそらく)ゲラニウム・オリオンだろうという結論になりました。

 

 

ゲラニウム・オリオン(Geranium Orion)

大きく育つブルー系ゲラニウム。ジョンソンズブルーはちゃんと育ってくれるか心配なところがありますが、この品種はウチの庭でも大丈夫。毎年元気に育って、株分けしながらよく増えています。

大きくなって意外と株が暴れます。ウチの庭では肥料あげてないけど、近くに他の宿根草があるとそれに覆いかぶさってしまうかもしれません。春先に強い風が吹くと、茎が倒れてしまったりして形も悪くなってしまいます。その意味では、ちょっと使いにくいかも。

植え場所をうまく選べば、たくさん咲くし、花が終わってからも良いグランドカバーになってくれます。

伸びてきたらバサっと切り戻してしまっても、また時間がたつと葉っぱが復活してくれます。

 

 

 

それとよく似た別のブルー系の品種。

 

 

ゲラニウム・ブルックサイド(Geranium Brookside)

ジョンソンズブルーと並んで海外でもよく使われてきたみたい。

まだちょっとしか育てていませんが、葉っぱも花もオリオンとよく似ています。どうやらオリオンの親がブルックサイドのようです。

 

 

というわけで、オリオンとそっくりですが、よく見ると花の大きさとかがちょっとだけ違うかな?

オリオンの方が全体がブルーの色ですが、ブルックサイドは真ん中の白い部分がちょっと大きいとか。

まぁほとんど一緒というのが、私の印象です。大株になると、もっとはっきりとした違いが出てくるかも。

これからもうちょっと観察してみます。

 

 

それから、こちらがロザンネ。

 

 

ゲラニウム・ロザンネ(Geranium Rozanne)

とても花がキレイなゲラニウムです。

オリオンみたいにボサボサ伸びないし、どんどん花茎が伸びて次々と花が咲きます。これはいいかもしれない。

 

 

中心付近に白い模様みたいな部分が丸く目立ちます。だいぶピンクがかって見えますが、もっと気温が低いとよりブルーに近くなります。このあたりはジョンソンズブルーと一緒ですね。同じ株でもブルーの花とピンクっぽい花が一緒に咲いたりします。

 

 

オリオンなどは茎が上に立ち上がって伸びますが、ロザンネはどちらかと言うと横に茎が伸びて咲くものが多いです。株が大きくなってくるとまた変わるかもしれませんが、背が低くて横に広がるタイプなのかも。

花壇の前の方に植えるのがよさそうです。

 

オリオンやブルックサイドとは、はっぱの大きさや形が大きく違います。

オリオンは葉っぱがモリモリ育ってきますが、ロザンネは小さくまとまってくれそう。

 

 

これで花茎が立ち上がって咲いてくれたら最高なんだけど、そこはこれからどうしたらいいか考えてみます。

ほっておくとペチュニアみたいに、どんどん花茎が横に這っていってしまうので、適当に切り戻してます。

特に暑くなっていく時期は無理に咲かせなくても、秋以降にまた咲いてくれます。

 

気に入ったので、今年になって近くの園芸店で見かけたロザンネを3株ほど買ってきました。

ブルー系ゲラニウムがまた増えたのですが、まぁいいかな?

 

 

それから、最近買った新しいゲラニウム。

 

 

ゲラニウム・メイフラワー(Geranium sylvaticum 'Mayflower')

花は小さめで、ブルーとピンクの中間くらいの色。これも気温によって色は変わるかも。

ローズガーデン・カネコでこれを見たのですが、ブルー系ゲラニウムに見慣れた私にはちょっと新しい感じがして、試しに植えてみました。

 

 

植えてみて感じたのは、花もキレイなのですが、葉っぱがコンパクトな形にキレイにまとまりそうな雰囲気だなと思いました。これがとても気に入って、先日再びセール中のローズガーデン・カネコさんに行って追加で2株買ってきたのでした。

 

花も小さめだし、山野草っぽい雰囲気も持ってると思う。バラの周囲に植えるよりも、ナチュラルガーデンで使いやすいかもしれません。

こちらも植えてから時間がたってないので、来年の今頃にどんな感じになっているか楽しみにしてます。

 

 

というわけで、ウチにあるゲラニウムの紹介でした。

毎年増えていってしまってるゲラニウムですが、大きくなってきたものは株分けしたりしてるので、またさらに増えてしまってます。

 

これからどうなるか分かりませんが、とっても大事な宿根草であることは確かなので、これからも庭の主役扱いで育てていくと思います。

 

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