スティパ(エンジェルヘアー)(2018) | ぐんまの庭を目指して

ぐんまの庭を目指して

群馬県の平野部に住む家でガーデニングをしています。イングリッシュガーデンでもなく、和風の庭でもない、「ぐんまの庭」「我が家の庭」を目指して、試行錯誤中。
使用カメラ:Pentax K-3II

今年もいっぱい育ってくれました。大好きなグラスのひとつです。

 

 

スティパ(Sutipa Tenuissma)
イネ科の宿根草。別名エンジェルヘアー。

5月から6月にかけて、白いフワフワの穂が美しいグラス。

 

 

冬の間に切り戻しておくと、春に茎が伸びてきます。

とても細い茎がたくさん出てきます。

 

 

この姿が、早春から花壇の植物をとても素敵に見せてくれます。

あまりジャマにならない存在だし、この細い茎がとても強くてベタっと倒れたりしません。

 

 

多少日当たりが悪くても、キレイな緑でどんどん伸びてくれます。

フラックスが咲いている頃は、この状態で庭の良い脇役です。

 

 

この茎の先端に穂が出始めたのが、今年は5月のはじめ。例年はもっと遅いです。

こうなると脇役だったこの植物が一気に目立ち始めます。

春から伸びてきたスティパは、この頃は60cmくらいになっています。意外と大きい。

 

 

穂が一番フワフワになって広がるときには、だいたいフラックスは終わりに近くなっています。

フラックスがいっぱい咲いている頃に一緒に見られたらと本当に思うけど、残念ながら毎年こんな感じ。

隣に咲く黄色い花はエキナセア・パラドクサ。フラックスもエキナセアも、ちょっと乾燥気味の場所が好きな植物。

スティパはアメリカの乾燥地帯が原産の植物。乾燥に強いレベルでいえば、フラックスよりも上かも。

ウチの庭は、こんな植物の組み合わせが合います。

 

 

やわらかく風にそよぐ穂が、この植物の一番の魅力。

他の植物には絶対に出ない雰囲気があると思います。フラックスと同じく、花壇にはほとんど植えていません。

この穂から自然に種が飛んで、庭の通路とか砂利の中に芽を出します。たくさんの芽があちこちから出てくるので、多すぎる芽を抜くのが冬の間にやる恒例の作業。

 

 

それからグラスの穂を楽しみの一つが、太陽の光を受けて輝く様子を見ること。

エンジェルヘアーもその魅力を十分に持っています。だから朝日が庭に当たる時間がとても楽しみ。

 

 

ウチの庭の南側にある花壇。

グラスが集まっているスペースがあります。あまり広くないスペースですが数株のエンジェルヘアーが育っています。

ある程度広いスペースに、こればっかり植えてみるというのも一度やってみたい。なかなか難しいけど。

 

 

私は梅雨の前に、一度ばっさり切り戻すか、抜いてしまいます。だいぶ大きくなっているし、毎年新しく芽が出てくるので、適当に数を減らさないと。

寒さにも暑さにも強いです。砂や砂利のようなほとんど土がないところでも育ちます。肥料はまったく必要ありません。

春に活躍するグラスは少ないですが、育てやすさ使いやすさはエンジェルヘアーが一番。

とっても気楽につきあえる植物です。

 

 

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