ガーデン訪問@アダージョの森 | ぐんまの庭を目指して

ぐんまの庭を目指して

群馬県の平野部に住む家でガーデニングをしています。イングリッシュガーデンでもなく、和風の庭でもない、「ぐんまの庭」「我が家の庭」を目指して、試行錯誤中。
使用カメラ:Pentax K-3II

昨日は清里の萌木の村へ行ってきました。

その後にちょっと移動して山栗さんのお庭へおじゃましました。

 

よく覚えていないのですが、ブログを通して山栗さんを知ったのが昨年。

清里の雑木林の中に家を建てて住んでおられる様子をブログで拝見していました。

どんな場所なのかぜひ一度見せていただきたかったので、今回清里へ行く前に連絡をしてみたところ、快くお迎えくださいました。

 

萌木の村から車で少し走って、地元の農家しか通らないような農道を走って、さらに言われないと気づかない山への道をちょっと走ったら、山栗さんの庭、アダージョの森へ到着。

 

 

行ってみて思いましたが、もはや「庭」ではなく、想像以上にずっと広い清里の山の一角を使ったスペースでした。

その中に、ぽっかりと広場のようにひらけた場所があって、そこに建物があってその前で焚き火などができるようになっています。周囲は高い雑木に囲まれているとても静かな空間。これは素敵。こんな場所で昼寝したりしてみたい。

 

 

お迎えしてくださった山栗さんのご案内で、アダージョの森をひと回りすることに。

こちらへどうぞ、と案内されるのは、こんなところから進んだ先に広がる山の中。

 

 

そこからがびっくり。建物の裏に広がる自然ほとんどそのままの雑木林。昔は里山として使われていたところ。とても爽やかで涼しい山の中を案内してもらいながら歩くのですが、それがとっても新鮮。考えてみると、こんな道もない雑木林の中を、落ち葉が積み重なってできた土の上を歩いて進むなんてほとんど経験したことない。

この雑木林がぜんぶ敷地の中なのです。あちこちに野草の群生があったり、雑木の小さな新芽が出ていたり。ブログで見た素敵な野草たちは、こんな環境で育っていたのですね。

 

 

雑木林の中でとってもキレイだったのが、コアジサイの花。

八ヶ岳周辺に自生しているアジサイの仲間で、ブルーがかった小さな花がたくさん咲くとても素敵な低木。このコアジサイが自然にたくさん増えていて、あちこちに群生を作っていました。

 

 

雑木林から戻って、広場から斜面をくだっていった方では、山栗さんがお好きな園芸品種などを植えているスペースになっています。特にホスタがたくさん。サムアンドサブスタンスやサガエなどの大型品種をはじめとして、たくさんのホスタがあります。私と同じでかなりのホスタ好きなのでしょうね。ぐんまの庭と葉の広がり方が違います。環境が合っているというのはやっぱりいいです。

 

 

こちらは少し小さめのホスタたち。

 

 

アネモネの仲間。

 

 

ニッコウキスゲ。これがあると涼しい山の中だなという感じがします。

 

 

とにかく見える景色がどこも自然たっぷりだったり、山の中の田畑が広がっている風景だったりする、静かで心休まる場所です。ここで生活してみると、きっとここでしか感じられないたくさんのことがあるだろうと思います。

 

夕方には帰宅しないといけなかったので、1時間ほどの滞在で帰ってきました。

帰る前に、とてもキレイに咲いていたコアジサイの株をいただきて来ました。ありがとうございます。帰宅後に地植えしてみました。

 

 

標高1000mの山から、暑いぐんまの庭に植えたので、無事に育つかどうか分かりませんがこれから様子を見てみます。根付いてくれるといいな。

 

そんなわけで、楽しんできた清里ドライブでした。緑と自然に癒された土曜日になりました。