にじいろ小町様NPO化プロジェクト | 知らない自分へ はじめの一歩

知らない自分へ はじめの一歩

普段鏡で見慣れた自分が、本当はもっと違う顔や心を持っているかもしれません。そんな自分へ、一歩踏み出してみませんか?

いつもレインボー雑貨を置かせて頂いているにじいろ小町様より、運営方針を大きく変更する旨のメールを頂いたのが昨年の11月18日のことでした。

現在、個人雑貨店として経営していたにじいろ小町は2016年3月31日(木)に一旦閉店致します。
そして、2016年5月上旬より特定非営利活動法人にじいろ学校(NPO申請準備中)が運営する「レインボー関連グッズ専門店&コミュニティースペース
にじいろ小町」として新たにリニューアルオープン致します。

特定非営利活動法人にじいろ学校(NPO申請準備中)設立の目的のひとつは「6色のレインボー作品をより多くの方に手にしていただき、街でLGBTS当事者の方がレインボーを見る機会を増やし、「こんなにフレンドリーな人がたくさんいるんだ。」と安心していただき勇気を与える。」です。
他の活動としては各地方でのLGBTSイベントの開催、世界初学生が中心となって主催するレインボーフェスタの開催(2017年夏予定)などがあります。
皆様のすばらしいセンスが、悩んでいるLGBTSの方の心を軽くするお手伝いになっていただけるよう、全力で取り組んでまいります。


そして以下、委託内容の変更などについて丁寧なご説明があった上で、主旨に賛同し、活動を継続する意志がある作家はその旨意思表示をして欲しい、ということでしたので、一も二もなく賛同させて頂きました。
勿論、NPOとして活動していく為には資金が必要ですから、売上や新規在庫を上げられない作家については、活動を継続出来ない可能性もあるのですが、今の自分に可能な限り、微力ではありますがご協力したく、強く継続の意志をお伝え致しました

にじいろ小町様代表の今徳はる香様は、セクシャルマイノリティ当事者ではないアライの方です。齢20歳の、けれどとてもしっかりした考えをお持ちで、もの凄く行動力のある方です。アライだからこそ出来ることがあるのではないかと、こうして若い方達が動いて下さることが、当事者にとってどれだけ有り難いことか、幾度もお伝えしては来ていますが、言葉では言い尽くせない思いで一杯です。

そうしたところ、法人化に向けて金銭的な不足が生じている為、クラウドファンディングを募る旨のご連絡を頂きました。勿論一も二もなく一口乗らせて頂きましたが、碌に収入のない私一人では出来ることに限界があります。もしこれを読んでご興味を持って下さったり共感して下さったりなさった方は、是非下記の今徳さまよりのメールを一読頂いて、リンク先へ行ってみて下さい。
そして、できうべくんば一人でも多くの方に、この取り組みにご賛同頂ければと思っております。

最近、東京でLGBTが取り上げられる機会が増えています。しかし、その一方でLGBT以外のセクシャル・マイノリティ地方のセクシャル・マイノリティの方が、ないがしろにされている気がします。
東京以外、LGBT以外の方達が集まれる場所を作れないか…そのような思いからこのようなプロジェクトを立ち上げました!
□「『LGBTsの拠り所を作りたい!吉祥寺のにじいろ小町にコミュニティースペースを☆」

このプロジェクトは現在のにじいろ小町の一部を、子どもでも気軽に利用できるような、コミュニティスペースに改装しようというものです。
にじいろ小町は来年春頃に特定非営利活動法人にじいろ学校(NPO申請中)として生まれ変わる予定です。
今後このコミュティースペースは、にじいろ学校の一環として、同じ意志を持った仲間5人とともに運営します。
特定非営利活動法人にじいろ学校(NPO申請中)については、こちらのアカウントをぜひご覧ください☆→(https://twitter.com/niji_gaku)

ですが、改装費や運営費がまだまだ自分達だけでは賄えていない状況です。
そこで、子ども達がコミュニティスペースを無料で使えるように、Makuakeでのクラウドファンディングにご協力いただけないでしょうか?
Makuakeでのご支援は、1000円からご協力いただくことが可能です。また、そのお礼として、このプロジェクト限定の素敵なイラストやポストカードなどをお送りさせていただきます!
お時間がございましたら、ぜひ一度、Makuakeのページを見ていただいて支援、RTのご協力をいただけるとうれしいです!
  -------中略---------
今後ともにじいろ学校をよろしくお願い致します。
 

今徳様は、大学生になればLGBTs関連サークルなどもあるけれど、そこにまだ繋がれないそれより下の世代に届いて欲しい、という願いを持っておられます。行政や教育現場が追いついていない現状、近い世代の若い方にそういう取り組みをして頂けるというのは大変心強いです。
また、セクシャルマイノリティ当事者には、カムアウト出来ない事情をお持ちの方が沢山いらっしゃいます。何かしたくとも、名前も顔も出せない、表立って動くことも出来ない、そういう現状がまだまだ多い中で、アライの方がこれだけのことをしようとして下さっているのはとても有り難いことです。

そして、私は自分の周囲には大半カムアウト済で、どこで誰に何を言われても別に痛くも痒くもない状態ですが、それは今までの私の歴史の積み重ねがあってこそ、取り立てて誰に何を言われることも、驚かれることもなく受け容れられているものです。女子校育ちで女の子専門のポートレイトばかり撮っていてしかも殿方は大の苦手、これでレズビアンじゃないと言い張る方が寧ろ不自然だった位の話なので、女子校時代の友人からは「今更?」というリアクションでした。
両親は、義父は曲がりなりにも教育者なので、教育現場にもそういう学生がいるし、自分の生徒にもいる以上、否定できる物ではないしする気もない、そういう私と家族であって、それが世間に知れた所で一向に構わないとはっきり言ってくれています。母は心中は複雑そうですが、表立って私に何か言うことはありません。一つ言おう物なら私が百倍にして返すので地雷は踏まないようにしている所もきっとあると思いまし、何より我が家は家族構成からしてイレギュラーなので、変則的な家族の在り方、人と人との繋がり方を受け容れやすいというのも恐らくあるでしょう。家族の多様性を否定すれば自分たちの現状を否定することになる訳なので。
こういう自分が、セクシャルマイノリティの中では相当に、滅茶苦茶恵まれている方だというのは否が応でも自覚しています。だからこそ、事情があって身動き取れない方が沢山いる中で自分は好き勝手に動けるのだから、私が動かなくてどうする、という気持ちもどこかにあります。
私一人に出来ることなどたかが知れていますが、やらないよりはマシだろうというつもりで、地味に地道に、アクトローカリーで行動していけたらいいなと思っています。
渋谷や世田谷がOKだから渋谷や世田谷に引っ越せばいい、というお話ではありません。何処の自治体でも同じような権利を行使できるように働きかけていくことが、「支援活動」というものなのではないかと愚考します。

作品を置かせて頂いている一作家として、というよりも、セクシャルマイノリティ当事者としての私が、とても強くにじいろ小町さんを応援したい気持ちで一杯なのですが、私一人でどれほどのことが出来る訳でもありません。ですから、こうして皆様にシェアすることで、少しでも多くの方の目に触れて欲しい、一人の賛同者でも得られて欲しい、と思っています。

この記事に興味を持って読んで下さった皆様方、是非ともにじいろ小町さんを応援して下さい。



以上、彼崎(ひさき)がお送りいたしました。