8時間労働発祥之地の碑で考えたこと | その他登録社労士 エンドーのブログ

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社労士業務に関して感じたことなどを綴ります

今日は用事(すぐ終わるもの)で三宮に出かけることになっていたのでどうしたものかと考えていたところ、8時間労働発祥之地の碑が近くにあることを思い出しました(偶然ですが、最近、X(旧Twitter)に投稿されている社労士の方がおられました)。用事が終わって、三宮から商店街を通って神戸ハーバーランドの方まで歩いていくと、少しメインの通りから外れたところにポツンと建ってるその碑を見つけました。うーん、なんでこの形なんだ、というのが最初の印象です。

 

別にお墓や祠でもないため合掌や礼はなく近づいて解説をしたプレートを見ると、8時間労働制を実施したのは大正8年とのこと。ふと、この8時間労働制を対象とした人は造船工など実際に造船を行っている人で、船を設計する人などの技術者や研究者も対象になっていたのだろうかという疑問が。欧米列強に追いつけ追い越せの時代に、技術者や研究者が8時間労働とか言って定時で帰っていたとは思えないのですが・・。働いている人は、皆労働者というのは間違いないと思うのですが、皆を8時間と区切るのではなく、やはり仕事の分野によってやり方を変えるような仕組みで運用されていたような気がします。ところで今、日本の半導体業界の復活にかけて国が巨額の投資を行っています。でも投資だけではなく、うまく回るような仕組みがないと、半導体のような変化が激しい業界では競争に勝てない気がするのは、昭和の人間の考えなのでしょうか。周りに誰もいない碑の前で、妙なことを考えていました。