今にして思うこと | 愛と平和の弾薬庫

愛と平和の弾薬庫

心に弾丸を。腹の底に地雷原を。
目には笑みを。
刺激より愛を。
平穏より平和を。
音源⇨ https://eggs.mu/artist/roughblue

44年前のある日、アパートの家賃分だけは送ってもらったが、

「突然放り出された」の感は否めなかった。

幾分かは途方に暮れたと思う。

ただ、途方に暮れる、と感じられるような敏感さがなかった。

 

大学のクラブ(TGUの放送会)の仲間がいてくれたのも心強かった。

後輩の庄司徳男くんにはレンタカーを借りてきてくれてまで引越しを助けてもらった。

今にして思えば、本当に放送会のみんなには救われたんだと思う。

彼らがいなかったら、当時付き合っていたHやその家族に頼ってしまっていたかもしれない。

親が商売に失敗するってのはそういうことだった。

 

ほんとに今にして思えば……のことが多すぎるけれど、

どれだけ当時の自分が鈍感だったかってことだ。

この鈍感さゆえに生きてこれたのかもしれない。

要するに図々しいのだ、俺って人間は。