永遠に続くかのように思われた関係はある日ふいにあっけなくぶち切られる。
そう思ってたほうがいいと知らされる日もまたふいにあっけなくやってくる。
誰にでも来るその日は、この世界との別れの日。
それまでの長い長い年月も、まるで何事もなかったかのように処理される。
それでいい、とトンビはひゅるりひゅるりな、なんも考えずに啼く。
やってらんねえなあ、とかいくら言っても泣き言にすらならない。
空疎な空気の震え。
やってらんねえなあ。ぶちっ。
こんなふうに時間は俺を見離していくんだなあ。
誰のことも見離していくんだなあ。
時においてけぼりを食うのは自分だけじゃないんだと、知る日。
どうにかやっていきましょう。