4月20日から2勤3休の日々が始まった。
1日出勤して、2日目は明け番(これで2日分の勤務)、
3・4日目は休業補償付きの自宅待機、5日目が公休。
要するに深夜まで1回働いて、そのあと4連休みたいなものである。
異常事態なんだな、と頭では思う。
一人ひとりがそんな勤務体制に入って、会社は潰れないんだろうか、と思う。
でもそんなことをいくら考えても潰れないようになんてできるわけもなく、
思う悩むだけ無駄で、結局、なるようにしかならない、というところに頭は落ち着く。
落ち着かせるしかない。でないと気が狂う。
でも世の中にはもちろん、こんなふうにのんきでいられない人がたくさんいる。
実際に仕事を失ったり、収入がなくなったり、そして希望を失って……。
コロナが単なる流行りやまいでないのはもう明らかだ。
誰でもそう感じてる。だから非常事態宣言も受け入れる。
一種の戦争なんじゃないか。それくらいの絶望感が世界に溢れている。
でもまったくのんきでいられてる人もいる。
非常事態宣言がおわって、「やっと解除されました」と表現するテレビの中の人。
デパートに行って、晴れ晴れしました、と笑うおばさんたち。
やっぱ外飲みはいいっすね!と言い切るサラリーマンたち。
人が元通りの活動をし始めて、新幹線なんかで普通に人が動きだしたら
第2波なんてすぐに来るに決まってるのに。
ビビッてばかりじゃ未来はないよと、わかっていてもつい第2波とか何とか
ビビり直す自分が情けないとはわかっていてもやっぱり怖い。
これは戦争じゃないよね。戦争の火種でもないよね。
人類は滅びないよね。
そう言えば大昔にやってたバンドに「人類の危機」という曲があった。
いつもGIGのラストナンバーとしてやってた曲だ。
そんな曲をカッコつけたような顔してやってた。
俺ヴォーカルじゃなかったから、どんな歌詞だったかは全然覚えてないけど。
今歌わなきゃならないのはどんな曲なんだろう。
どんな曲を歌わなきゃならないないんだろう。
敵は本当にコロナなのかな
とか、そんな感じなのかもしれないとぼんやり思います。
すくなくとも、
セージカなんてどうでもいいのはもうよーくわかった。
大事なのは一人ひとりなんだと、もういやんなるくらいわかったから。