たかが、ひと。-5- 多分5回目くらいだったと思う | 愛と平和の弾薬庫

愛と平和の弾薬庫

心に弾丸を。腹の底に地雷原を。
目には笑みを。
刺激より愛を。
平穏より平和を。
音源⇨ https://eggs.mu/artist/roughblue

だが別に俺は信じてるわけじゃない。

誰も相手にしてくれてなくても、実は一向にかまわないのだ。

俺が、誰かが俺を相手にしてくれてる、と思えることに意味がある。

たとえ実際には世界、いや、宇宙全体から見放されてたとしても、

俺がそう思わないことに意味があるんだ。


案外育ちがいんだな、お前。

とかなんとか思うやつもいるかもしれない。

俺なんてとてもじゃないが完全に世界、いや、宇宙から見放されてる

としか思えないぜ。だってそんな境遇なんだ、人生なんだ、とか言って。

お前なんか誰かが相手にしてくれてる? そんなふうに思えるなんて、

実はガキのころにしっかり誰かに相手してくれてたからなんだろ、

違うか?って。

 

そうかもしれない。もしあんたの言う通りなら俺は世界で一番の幸福ものだ。

たとえ実際には、世界、いや、宇宙全体が俺にそっぽを向いてるとしても。

とにかく俺は感じるままに感じるんだ。

誰かが俺の相手をしてくれてると。

たとえ365日、一切誰とも口を利かなかったとしても。


(つびこんてにゅーど)