『楽天イーグルス 優勝までの3251日』山村宏樹著 | 愛と平和の弾薬庫

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心に弾丸を。腹の底に地雷原を。
目には笑みを。
刺激より愛を。
平穏より平和を。
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もし2004年秋、仙台にやってきたのが「オリックス側の選に漏れた選手でできた楽天イーグルス」ではなく、近鉄バファローズがそのまま楽天に買われた「楽天バファローズ」だったら。

開幕第2戦で0対26でボロ負けして、11連敗を2回もやり、「100配するかも」と言われるようなチームでなく、丸々一つのチームがそのまま「楽天バファローズ」として仙台に来てたら。

きっと俺はそのチームをこんなには好きになれなかったはずだ。

でも仙台にやってきたのは「楽天バファローズ」じゃなくて、開幕第2戦で0対26でボロ負けして、11連敗を2回もやり、「100配するかも」と言われるような「楽天イーグルス」だった。

とんでもなく弱い、新米監督が指揮を執る、でも思いっ切りストレートに思いを注ぎ込める「楽天イーグルス」だった。


で、東北のプロ野球ファンは、ものすごい幸福を手にすることになったわけだった。


そんな俺たちの「愛するチーム=楽天イーグルス」の誕生から初優勝までの軌跡をしっかり書き込んだ本が山村宏樹著↓『楽天イーグルス 優勝までの3251日』だ。

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小学生の野球小僧でもしっかり理解できる易しい文章で、山村宏樹にとっては「思い出」でもある9年間のできごとがきめ細かに書き込まれている。

その内容↓


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一番印象的なのは山崎武司がどれだけチームで重要な存在だったか、を語るところ。

山崎武司が楽天というチームの歩みの中でどんな役割と意味を持っていたかを語る文章に溢れる感謝の思いが、山村宏樹という人を深く表しているし、そんな人の書いた本だから、俺たちは安心して読めるんだなと、そんなふうに確信できる、はっきり言ってこれは名著です。

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はてさて……はてさて!

只今2013年11月2日 5:11pm。

そろそろ風呂に入ってしまい、6時30分の試合開始に備えたいと、そう思ってる次第です!


じゃあ、みんな、最高の夜を!!