「アーニー・ガンダーセン 2012.2.20 日本記者クラブ会見」より
●3つのピースが相まって「3.11」になった。
①マークⅠの持つデザイン上の問題。
原子炉として格納があまりに小さい。
~事故があれば原子炉自体が吹き飛ぶ、という設計上の問題。
②大地震が想定されていたにも関わらず、その情報は無視された。
何ら手直し・修正がなされなかった。
~高い場所にディーゼル発電機を置くこともできた。
(それでもメルトダウンは避けられなかったが←ポンプが潅水していた)
~福島第二原発のポンプは無事だった。
(第二に生かされた知見が第一には生かされなかった)
③規制当局と東京電力の関係が密接すぎた。
●2号機と3号機はともかく、1号機が地震に耐えたかは疑わしい。
●女性と子どもたちは少なくとも50キロ圏外まで避難させるべきだった。
●廃炉 スリーマイル島での事故→燃料棒を取り出すだけで20億ドル。
福島→スリーマイルの10倍は複雑。
●第一原発の現場のクリーンアップだけで600億ドル。
●20年のあいだに100万人に癌が発症。
東京電力の賠償
福島県内の150万人に損害賠償として、
①妊婦と子供 40万円
②自主避難の費用 20万円
③その他 8万円