9・9 定禅寺ストリートジャズ・フェスティバル | 愛と平和の弾薬庫

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心に弾丸を。腹の底に地雷原を。
目には笑みを。
刺激より愛を。
平穏より平和を。
音源⇨ https://eggs.mu/artist/roughblue

最近は平日より日曜のほうが水揚げ(収穫)が上がる。

よって日曜はよほどのことがない限り有休は認めない。

……などとタクシー会社の営業課長さんは言うのだが、定禅寺ストリートジャズ・フェスティバルを横目で見ながら仕事なんてしてたら、あなた、心ここにあらず、事故っちゃいますよ、俺は。

なので、しらっと有休届けを出したら、あんなに力説してた割には簡単に受理。

俺なんて数に入ってないってこと? なるほど。


11:30ごろ定禅寺通りに到着。

まずは目の前の勾当台円形ステージに腰掛ける。

歌だけがやたらにうまいファンクバンド。なかなかいいんだけど、今いち何かに欠ける。

グッと来るものが、今いち……。

実はジャズフェスに出てるほとんどがこんな感じ。

すごい好きな曲をやってくれてたり、すっげーじょーず!な感じのバンドはそこらじゅうに溢れてるのだが、

う~ん、30分見てるのは辛いなあ、というバンド・演奏者がほとんどで、それらをチラ見しつつ、

う~ん、もっとグッと来るのは……

って、探しつつ歩いてるうちに疲れきってしまう。


12:00ごろ、風ズ出演のグリーンシャムロックへ。

行ってみたらそこはなんとなくライブハウス風の店で、卓いじってる人もその店の人のよう。

店の前のちょっと引っ込んだ屋根のある状態での演奏で、音がまとまっていてジャズフェスでは中々得られない好条件でうれしい。


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店の人らしきおじさんの調整もばっちりでカホンの低音がしっかり出ていてドラムの音に近く、うれしい。

いつも悩まされるショーイチとトムのギターのバランスもバッチリで、これまたうれしい。

こんなに安心して聞いてられる「ジャズフェスの風ズ」は2004年以来二度目。


さてと、風ズは見られたし、あとはダラダラ、「グッと来るの」を探して放浪への旅である。

ファイアー大道というおばさんのブルースバンドにちょっとグッと来る。

そのあと、同じステージではじめたフロム盛岡だか青森だかのおにいさん二人&おじさん一人のブルースバンドもハウリン・ウルフなどやったりなんかして中々いいが、ちょっとグッと来ない。

伴侶が退屈し始めたので立ち上がり、「Spinning Wheel」のラッパが聞こえる方面へ歩き出す。

が、「Spinning Wheel」のバンドらしきものが見当たらない。

う~む、と疲れが見え始めている伴侶に気を取られつつもわが道を行く的鈍感オトコを決めつつ歩いていくと、

!!!!!

去年まで三年連続でこちらをグッと来させている彼らの姿が。

テデスコ&ザ・ピットメンではないのか?

パンフレットには載ってなかたぞ!

あわててそのステージ脇に駆けつけて納得。

メンバーが変わってバンド名も「6V Looks」に変わっていたのだ。

しかしステージ衣装は同じ。それで見つけられた。

相変わらず、ノリノリおねえんさんのハモンドが気持ちいい。

ショーマンに徹した、左利きのベースとおどけ顔のドラムス。

新たに入ったサックスのオチビのおねえさんとアメリカンフィギュア的風貌のギタリストもびったりハマッてる。

ということはあの「Spinning Wheel」の音はサックスだったのか?

ああ、そばでしっかり聞きたかった!

途中から見たので聞けたのは何やらかっちょいいMG’s風のインストとカーラ・トーマスの「B・A・B・Y」だけだったけど、見られてよかった!

我々夫婦の場合、この人たちと南浦和ブルース・マーケットを見ないとジャズフェスに来た気がしないのだ。

その南浦和の人たちはしかし5時直前からの登場予定。

伴侶がもう疲れきっているので、今年は残念ながらパス。


2日間で707バンドが出演している今年のジャズフェス。

我々が見たのが、ちら見含めて7,8バンド。

やはり早めに(できるなら参入前日までに)パンフレットを手に入れて、休憩の時間も前もって決める等、しっかり計画を練って動かないと、このイベントを充分に楽しむことは難しい。

来年以降の課題だ。肝に刻んでおこう。


反省しきりのジャズフェス日記だな、今日は。

御免!