「Swimming with Golden Eagles」などと銘打って長々と書いたばかりでまたぞろイーグルスネタってのも芸がないが、きのうの試合は本当に聞いてるだけで精も根も尽き果てるような試合だったので、つまりはとんでもなく印象に残る試合だったので、ちょっと書いておきたくなった。
まずは試合開始、一回裏ホークスの攻撃が始まったと思ったら有銘が大乱調、一点取られた上に満塁、22球を放っただけで二番手・永井に交代。その永井がポッカーンと打たれて一回で0-3。しかしまあ、まだまだ一回、どうにかなるだろう、と思って聞いてたら、五回裏、松崎が、敬遠で立ち上がっていた藤井も取れないほどの敬遠球を。つまり暴投。解説の元ヤクルトの西村も、「敬遠だと言うんで気が抜けたんだろうけど、敬遠玉を暴投なんて見たことない」。まったくもって、おいおいおい……。
しかし続く6回の表、草野がやってくれました!ツーランで2-4に!
と反撃の気配が漂ってきた矢先、渡辺恒樹が2アウトとってから満塁に。代わった牧野塁が小久保にスッコーン!2点ツーベース。続く柴原にもおかわり(2点二塁打)されて計2-8。
うんにゃ、きょうは決まった……と誰でも思った直後の七回表、七回表、七回表!
こっちもまたツーアウト取られたあとでした。フェルナンデスと山崎が連続ヒット!ん?ん?どうした?どうした?どうするどうする?とニタニタしてたらリックちゃんがやってくれました。タイムリー!
3-8。
ここで代打吉岡。フォアボール。二死満塁。
続く渡辺直人がセンター越えの走者一掃ツーベース!
6-8!
きたかきたか!?
ここでまた代打。関川。いで!デッドボール。というわけで二死一二塁。ここで、なにげに登場……
不調不調と言われててもチャンスには打ってるんだよな、の鉄平。その鉄平が、あは~ん……しっかりやってくれました。
ホーーーームラン!逆転なのだだだだ!
9-8!
鉄平のホームランが出た瞬間、ホークスのラッキーセブンにそなえて握られていた黄色い風船が数知れず宙に舞ったとか。
でもね、安心はしてません。などと俺が思ったのがいけなかったのか、河本がお約束とばかりにパカーン、代打田上にスタンドインされて9-9。
ところがフェルナンデス、さっきのヒットで乗ってきたのか、はいはい、お返しのソロホームラン!
10-9!
でもまだ安心してないけんね、などと思った俺。はいそうです、そんなこと思ってた俺がいけないんです。八回裏、2アウト一塁で出てきて、嶋にパスボールさせて、ブキャナンにタイムリー打たれた福盛にはまったく罪はありません。本当に。だってね、俺、ちょっとこのパスボールに、ん?ん?と感じるものがあったのさ。
今日の福ちゃんは悪くないぞ。この試合、イーグルスの勝ちだ……!
そして九回表、これまた2アウトから。
まず嶋が小久保を惑わすゴロで一塁へ。
鉄平がゴロでライト前ヒット。
と、一三塁になったところで出てきたのが、まあまあまあ、回ってくるもんだねえ、の高須。そうです、わたしが杜の都の必殺仕事人の高須だす……。やってくれました。
スコーン!ショートの頭の上!レフト前!
11-10。
と、ここでラジオは終わっちゃいました。疲れた疲れた。でも結果が気になる。そうそう我が営業車のナビでは、へへへ、テレビが見られるのだった!(同社の営業車のほとんどにはテレビなしのナビしかついてないのだ。我が202号車にはついていたのだ!)
俺はチャンネルボタンをプッシュプッシュした。スポーツニューススポーツニュース……。お、12がやってる。フジ系です。スポルト。そして安堵。そうです、無事、11-10のまま終わっていたのでした。
やっぱ福盛はね、藤井ならともかく嶋だったらパスボールするぐらいでちょーどいいのだ。低め低めに決まってたってことなのだから。九回はだからしっかり抑えられたのだ(ヒット一本打たれたらしいけど)。
うむむ、フェルナンデスも福盛も復調か……? むふふ……いいねえ。
野村監督がなかばやけ気味に「ナイスゲーム!」なんて言ってたのは、う~ん、わかる。聞いてるだけであんなにグッタリしたんだもの。
しかし何より、勝ったーー!!!
素晴らしい……!!!