ツーリングクラブのメンバーであるYEさんの『ドラッグスター250』
ですがカラーリングから判断すると2000年モデルらしいのでもう20年を優に超えている事になります
一見するとキレイに見えるドラッグスターですが・・・
各部をよ~く見ると
フロントのウインカーのステーが折れて市販の金具で留めていますがそれがサビサビです
トリプルツリーの裏側もサビで茶色くなっています
ヘッドライトケースもくすんでおりメッキ浮きも見られます
一番深刻なのはVツインエンジンの後ろバンク側のエキパイの『フランジ金具』を留めているボルト1本が折れて排気漏れを起こしているのです
もう1本のボルトは残ってはいるもののサビて固着して六角レンチがナメてしまった跡がありました
この状態を修理するには残ったボルトを破壊し(折り)エキパイを外しエキマニに残ったボルトをグラインダーで除去し、ドリルで穴開け、タップでネジ切り
そして新しいボルトへの交換、となるのですがいかんせん時間と労力がかかる作業となります
そこで自分はこんな物を準備しました
建築用の番線です
なまし鉄線と言い普通の針金と違い締め付けても切れ難い性質がある鉄線で太さは3,2mmもあります
ホームセンターで10本198円で購入10本もいりませんが
適当な長さに切った番線2本をエキマニとフランジを巻き付けペンチで締め上げて行きます
せっかく締め付けた番線がズレないよう横方向にも番線を巻き締め付けます
ここでエンジンをかけ排気漏れが直ったのを確認
斜めにもう1本締め付け計4本の番線で固定しました
表面処理してない生の鉄線なのでサビ対策として耐熱塗料を塗って完成
手っ取り早くフランジ金具を固定出来ました
将来もし番線が切れて再び排気漏れが起きたらどうするんだよっの声には
まだ番線が9本も残ってんだからまた新たに締め付けりゃあイイじゃん
と、言ってやります
『ドラッグスター250化粧直し編』…続く