こんにちは。

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 

『Eye Love You』最終話、皆様ご覧になりましたか?

私も一日遅れで今日観ましたウインク

 

感想は? そうですね…

ハッピーエンドでよかったですよね驚き って感じです笑い泣き

 

私の心の表情としては、

真顔 とか ネガティブ とか ムキー ではありませんが…

驚き驚き驚き こんな感じかな笑い泣き

 

↓前回の、9話感想はこちら。

 

とりあえず、ポジティブはてなマークな感想から書くと、

なにはともあれハッピーエンドラブラブ みんなハッピーで良かったですよねウインク

まあ、絶対ハッピーエンドになるって分かってたけど笑い泣き

あの流れからのアンハッピーエンドはありえないでしょうから。

 

このドラマの魅力は、なんといっても主演のお二人と、脇を固める俳優陣だと思うのですが。

二階堂ふみちゃんとチェ・ジョンヒョプさんカップルのほんわかムードは見ていて微笑ましいし、

このドラマで一番素敵だったと言い切れる中川大志さん演じる花岡くんはじめ、

真尋ちゃん(山下美月)とかドクターの小野田さん(清水尋也)とか、

登場人物とそれを演じる出演者の皆さんが、よかったですよね。

あ、仁科さんも好きだったな。韓国語がお上手でしたね、鳴海唯さん。

 

ですが…

うーん、9話・10話に関しては、正直「ないなぁ…」というのが私の率直な感想です真顔

 

だって… ねぇ…

 

9話の、侑里とテオが付き合っていたら二人が不幸になる! とみんなが思い込んでいる集団ヒステリー状態はてなマークを見ていて、

 

いやいや、それ絵本を描いたミンさんが思っているだけじゃん?

ミンさんが侑里と同じ能力を持っていて、恋人を亡くしたからって、

何故テオが死んじゃう、って決めつけてるの?滝汗滝汗滝汗

 

客観的に見てみれば、

恋人を亡くしたミンさんがメンタル病み気味で、

恋人が亡くなったのは私の能力のせいに違ない!って思いこんでいて、

みんなが何故かそれを信じちゃって、振り回されているって図にしか見えないんだけど…

 

と思っていたのですが…

まさかの、その通りだった… って結末なんですよ!?

 

いやー、ないでしょう。なんなの? そのお粗末な展開…絶望絶望絶望

侑里とテオがあんなに心を痛めて別れる意味、そもそもなかったってことじゃない真顔

 

っていうか、序盤から侑里とテオの関係を阻止しようとしていた教授なんて…

理系の教授でしょう? 科学者でしょう?

そんな人が、全くエビデンスがないことを頭から信じて、二人を別れさせようとするなんて、あり得なくないですか?

 

もしも、時間が足りなくて、そんな強引な展開にしたというのなら、

侑里と真尋のくだらない探偵ごっこみたいなシーンとかに尺を使っていないで、

もっとミンさんの説の裏付けを描くとか、やり方はあったと思います。

 

ネット記事など見ていると、わりと評判は良いようで、

皆さん、侑里・テオカップルを見て「いいね!」と思っていらっしゃるのでしょうが…

私はダメでしたねネガティブ

いや、侑里・テオカップルはいいですよ。私から見ても可愛いです照れ

でもね、このストーリーが受け入れられなかったですガーン

 

私のように違和感を感じている方も、いらっしゃるとは思うのですが。

こんな記事もあったのでニヤリ

 

 

 

で、ちょっと考えてみることにしました。

 

もしも、『Eye Love You』がちゃんとした韓国ドラマだったら、どんな展開だったのか?

 

※ちなみに、「ちゃんとした」というのは、ちゃんとしていない韓国ドラマももちろんあるので、

ちゃんと質の良い、視聴者からの評価も高い、骨太な韓国ドラマ、という意味です。

 

まず、9話の感想でも書きましたが、

ミンさんは代々続くシャーマンの家系で、その家には時々テレパス能力を持った人が現れるんだけど、

「恋人や伴侶ができると、その相手は不幸な死に方をする」みたいな言い伝えがあって、

ミンさん自身もやっぱりそうなった! という過去があり… という肉付けをします。

 

そしてさらに、花岡さんが調べたら、ミンさんの恋人の死因は他にあったことがわかり(10話の虚血性心疾患の話でOKですね!)、

テオに「僕たちはきっと大丈夫!」と説得されて、侑里も交際を継続することに。

 

そこで、真尋や小野田さん、教授のお陰で、能力を消す方法と、

能力を消せば言い伝えにある不幸は回避できるだろう、という可能性が浮上する。

 

でも、テレパス能力を消してしまえば、父と意思疎通ができなくなる侑里は、

父との絆と、テオとの未来、どちらを取るべきか思い悩む。

侑里は、父とテオ、どちらを選ぶのか。

さらに別の選択肢(テオと別れる)の可能性も?

 

っていう感じかなぁ、と。

韓国ドラマを見ていて感心するのは、そういう心の葛藤を丁寧に描くところなんです。

現実では「大丈夫!やってみよう!」なんて安易には決められない、そういう人の気持ちや迷いをちゃんと掘り下げて描いてくれる。

 

で、ラストは、

テオと侑里が、自分たちはその運命に打ち勝とう、って決意して終わってもいいし、

もしくは、お父さんが自分は侑里と話せなくなっても大丈夫だから、その能力を消しなさい、って侑里を諭して…(この展開自体は8話でも一度ありましたが)

で、めでたしでめでたし、でもOKですよね。

実際、10話ラストで、言葉は発せなくても、お父さんと教授は意思疎通できていたし。

もっと膨らませるなら、アイヌの伝承に似た話があって… というのをもっと描いてもいいと思います。

そこから、能力を消さずに、解決できる新たな方法が浮上して… とか。

 

そもそも、テレパス能力とか、なんだかんだありますが、このドラマのメッセージって何?って話だと思うのです。

 

「心の声が聞こえなくても、心はちゃんとつながっているよ」 とか

神様からその能力を与えられた意味は? その力を持って、どう生きるべきなのか? とか

愛する人と生きていくということとは…、とか

 

テオくんが侑里に力を消さないで、と言ったのは、

侑里とお父さんとのコミュニケーションの方法を奪いたくなかったからではないかと思うのですが、

ありのままのあなたでいいんだよ、という作品としてのメッセージもあったりするとは思います。

 

が、なんだかなぁ、な展開で、全てが中途半端になってしまった印象です…

 

日本のドラマだけど、チェ・ジョンヒョプさんを起用して、韓国人留学生のテオを主役に、

韓ドラあるあるを散りばめたドラマ、ということで話題になりましたが。

ストーリー展開の主軸のところは、やっぱり日本のドラマだったなぁ、と。

あわや交通事故! とか、そういうあるあるが入ってきても、なんというか、そういうことではないんですよね。

 

私としては、このドラマの収穫は、中川大志さんかなぁ。

イケメンなのは知っていたけど、あんなに良い役者さんだとは知らなかった。

あと、侑里は最後までどうも好きになれなかったのですが汗うさぎ

二階堂ふみちゃんはとてもキュートで素敵な女優さんだということが分かりました。

演技派だとは知っていたけど、ちゃんと観たことがなかった気もするので滝汗

 

チェ・ジョンヒョプさんは、最終回を改めて見返して、やはり繊細なお芝居で、さすがだなぁ、と思いつつも…

『無人島のディーバ』のジョンヒョプさんのほうが素敵なんじゃないの?とか思ってしまう、ひねくれ者です。

テオファンの皆様、すみません滝汗