こんにちは。

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 

 

↑こちらで予告した通り、終盤のジホの行動と気持ち… ですが。

 

※ネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意くださいねウインク


『この恋は初めてだから』にじわじわはまっている私は、

いろんな方の感想を読みに行っていまして。

 

お邪魔したブログ主の皆さま、

突然一年以上前の記事に「いいね」つけたりして、

お騒がせして申し訳ありませんお願い

 

で、いろんな方の感想を見ましたが、やはりジホの終盤の行動、

「契約結婚を終了して、部屋を出て行ってしまう」に対して、

分かるわー、という感想はほぼなくて笑い泣き

理解できない、なぞです、とか、不思議な感性、とか。

うん、そういう感想になりますよね。

 

私も、理解できるかと言われれば、

うーん…滝汗 という感じでしょうか。

 

私がジホの立場だったら、絶対にその行動は取らないなー、と思います。

 

契約結婚した相手を本気で好きになってしまい、

さらに相手も自分のことを好きになってくれたみたいドキドキ

 

ってなったら、

ラッキーラブ オッケーラブ

でいいじゃんびっくりマーク と思います汗うさぎ

 

元恋人問題は…

多分平気なフリしちゃいますかね、私なら。

めっちゃ気になるけど、「気にしないわ」って大人なポーズを取ってしまうかも。

結局色々と気になって、どこかで爆発しそうですけどガーン

 

と言っていても話が始まらないので、

ジホはどうして、契約を終わらせて、どこかへ行ってしまったのか?

(実際には仁寺洞のゲストハウスにいただけ汗うさぎ だけど)

考えてみたいと思います。

 

このドラマは基本的にジホのナレーション?独白?で進行していくので、

ジホの気持ち自体はけっこう分かりやすいのですが、

最終話、ジホが「今日からやり直そう」と告白しにセヒのマンションへ行ってみたら、

まさかのセヒは引っ越し済みで、

一人屋根部屋へ戻ってきたジホの独白が流れます。

 

あの部屋を出て時間をおいて、自分の心に何が残るか確かめたかった、

セヒに対して「正直言って、憎らしかった」「すごくつらかった」と。

 

そんなにつらかったのね!

そして、セヒに対して憎らしく思ってたのね! とここにきて、分かるわけですが汗

 

15話~最終話のジホの独白や行動から考えるに、

ジホがプレッシャーやストレスを感じていたのは、二つあると思います。

 

一つ目は、両親やセヒ両親に対して、本当は契約上の偽装結婚なのに、

愛し合っているから結婚すると嘘をついてしまったこと。

本当に契約だけの関係の間は平気だったのに、

セヒに対して愛が芽生えて、家族と思いたくなったら、嘘をついたことが苦しくなってしまったんですよね。

 

二つ目、こちらがより重要だったと思うのですが、

セヒが自分の気持ちを見せてくれない(セヒの19号室に入れない)こと。

 

「19号室」という言葉を、マ代表やセヒ母と話しているときにまで使うのですが、

それ、本の話をしたセヒとスジにしか伝わらないから!

 

ジホとしては、甥っ子の誕生や母と話をした中で、

契約結婚をしたことを後悔しはじめていて、とにかく契約を終わらせる、

という決意をしていたのだと思います。

 

でも、二人の間で契約を終わらせても、同棲なり本当の結婚なり、

そのままセヒと二人で暮らしていく選択肢もありますよね。

セヒはジホのことが好きなんだし、告白しようとしていることをスジ経由で教えてもらったのに(マ代表から)。

どうして、そうせず、部屋を出て行ってしまったのか。

それが二つ目の理由の

「セヒが自分の気持ちを見せてくれない(セヒの19号室に入れない)こと。」

なんでしょうね。

 

契約を終わらせて私は部屋を出ていくわ、

って決めちゃって、能面のような表情でそれを遂行していくジホですが、

その一方で、度々セヒに水を向けて、セヒの言葉を引き出そうともしているんです。

見直して気づきましたが驚き

 

契約を終わらせたい、とセヒに告げた後も、「セヒさんの話は?」と尋ねているし、

その前の、迎えに出ていたセヒから制作会社との契約はどうなった?と聞かれた時も、

「社長がとてもいい方なので」とわざわざ言っていて、

セヒがそこに乗っかってジョンミンのことを話そうと思えば話せましたよね。

 

「結婚ってなんですか?」と隣の部屋にいるセヒに電話をかけたのも、

言葉を引き出そうというよりは、

つらくて居ても立っても居られなかったのかな、とは思いますが、

あそこでセヒが思い切ってジホに向き合っていれば、

ジホは部屋を出て行かなかったかもしれない、とも思いました。

 

契約書を破棄するときも、

制作会社と契約して自立できるジホに「よかったですね」とセヒが言うと

「そうですか?」と聞き返したり、

セヒさんはこれからどうするか、何か計画はありますか?と尋ねてみたり。

「最後におっしゃりたいことは?」とか、かなり持って回った言い方で、言葉を引き出そうとしている。

 

でも、セヒはセヒで、自分が何か言うことでジホを縛ってしまうのではないか、と思うと、

何も言えなくなってしまうんですよね。もどかしい…

 

2周目以降に見返していて思ったのですが、

セヒもジホも、二人ともとても優しいんですよね。

相手の気持ちを考えてしまって、動けなくなっている印象を受けました。

特にセヒは、ジョンミンと別れた後、他人と深くかかわらないように、

一線を引いて人づきあいをしていますが、その実とても優しい人なんですよね。

 

ジホはというと、セヒの気持ち「19号室」を見せてほしいと思いながらも、

そこに自分から土足で踏み込むことはしたくなかったのかな、と思います。

セヒが見せてくれるのを待ちたいけれど、セヒ自身「19号室」になにがあるのか分かっていなかったり、

もしくは扉の開け方を知らないのかもしれない、とマ代表に語っていましたよね。

 

気持ちを見せてはくれないセヒと一緒にいるのがつらい、

でも、土足で踏み込んで、扉をこじ開けるようなことはしたくない、

悩んでいるうちに、自分がどうしたいのか、

ジホ本人にもよく分からなくなってしまったのかもしれないな、と思いました。

それで、一旦部屋を出て、セヒとの関係をリセットして、

そのうえで、自分がどうしたいのか、自分の心に何が残るのか、確かめたかった。

 

ジホは部屋を出るときに、たくさんヒントを残していくんですよね。セヒに向けて。

サッカーの試合の前半・後半とインターミッションの話。

「健闘を祈ります」と握手を交わしたこと。

ねこ(ウリ)の首輪。

置手紙には詩集を見てしまったことを詫びる言葉とともに、

「この部屋を出てまた戻ってきたとき 自分の心に何が残っているか 知りたいんです」

と書いて戻ってくることを示唆しているんですけどね。

セヒはまったく気がついていないみたいだったけど滝汗

 

ジホが部屋を出て、セヒがダメ人間になってしまった一方で、

ジホはすっかり吹っ切れたように明るく楽しそうに過ごしていたけれど。

 

数ヶ月も会わないでいたら、

セヒの気持ちが変わってしまうかもしれないし、

新たな出会いがあったり、

下手したらジョンミンとよりが戻ってしまうかも?

というリスクもなくはないですが…

 

ジホはマーキングを残しつつも、

そうなったらそうなったで仕方がない、と覚悟は決めていたんじゃないかと思います。

 

ジホが出て行こうとしたことで、

セヒとジョンミンも12年前の出来事と向き合うことができましたよね。

「幸せにならないで」「二度と人を愛さないで あなたにその資格はない」

という言葉がセヒをずっと縛っていましたが、

ジホが新たにくれた言葉が積もって、その呪いのようなものが解けていった部分もありつつ、

最後の最後にジョンミンの「幸せになって」がセヒを許してくれたのではないかと思いました。

 

最終的に両想いになったし、めでたしめでたしで終わりましたが、

ジホの行動は本当に大きな賭けですよね。

やはり、「実は一番ぶっ飛んでる」とスジ・ホランに言われるジホならではです。

 

ということで、すごく長文になってしまいましたが、

以上、ジホの気持ちと行動の振り返りです。

お付き合いくださった皆さま、ありがとうございました。

 

こんなに長々書いておいて、

それでもまだ『この恋は初めてだから』については書きたいことがあるので、

またちょこちょこと書くと思います照れ