※前回までのあらすじ※
見事プリンの呪いを解く事に成功したアレンとクッキー。
プリンの情報を元に、身に付けると空を飛べるという不思議なマントを手に入れ、遥か彼方の塔を目指した。
※ルプガナまでの道中、クッキーのレベルが上がったんですが、
見てください!
なかなかの上昇率ではないですかっ!!

※HP・MPも6~7増えました!
「はあ~この砂漠を越えるのかぁ…辛いなぁ…砂が目に入る~…」
「ゴーグルついてんだろ」
「アレン…体力ありすぎ…。もう少しゆっくり歩かない?」
※そうこうしてるうちに海峡を渡る塔へ到着。

「旅の人!知ってますか?」
「知らん」
「直球ど真ん中ね」
「ここがドラゴンの塔と呼ばれる有名な双子の塔ですよ」
「そうですか」
「ねえ、プリン。はいって答えたらどうなるのかな?(ボソ)」
「面白そうね。アレン」
「よし。一回出てもう一回来よう」(ザッザッザッザ)
「旅の人!知ってますか?」
「知ってる」
「……………。まだ何も話してないのに。ま、いいか」
「やー 面白いなあ」
「このタイプの人はⅡからの登場なのよね!歴史的瞬間に立ち会ったわ!」
「感動だねっ!」
「お前ら何を言ってるんだ…?」
「ところで、オジサンはこんな所で何をしているの?」
「よく訊いてくれましたね!私はビル。初代唐突型質問人間です。私はこのドラゴンの角でガイドをやってます」
「ガイド?」
「こんな魔物だらけの場所でか?」
「はい。昔、ここは観光名所だったんですよ。しかし魔物が現れてからは、お客の数が減ってしまって…。そろそろ転職を考えた方がいいかなーなんて」
「大丈夫だよ!ビルさんは公式からも大切にされてるから、DS版のDQⅣで再登場してるよ!」
「え?本当ですか?どひゃー!私をそんな風に思ってくださるなんて…初代で良かったってつくづく思いますね。よーし!まだまだガイドを続けてやるぞー!」
「頑張ってね!ビルさん☆」
(なにこの会話……)※ドラゴンの角はどの階も同じ作りなので、足を踏み外さない限り誰でも上に上がれます。
「ふーっ。ついたついた」
「本来ならここに吊り橋が架かってたのよね」
「さて、二人共。心の準備はいいか?」
「ええ!」
「うん!……で、誰がマントつけるの?」
「そりゃ勿論―」
「私がつけるわ!一度空を飛んでみたかったの!」
「なッ…!ちょっと待てプリン!やるのは僕だ!」
「な、何でよ!私だってやりたいわ!」
「僕はこのパーティのリーダーだっ!決定権は僕にある! 」
「そんなこと言われたら何も言えなくなっちゃうじゃない!ズルいわよ!」
「よーし、決まったぞクッキー」
「れ、レディーファーストしてよ!」
「やだ」
「バーーーーーーーーカッ!!!」
(アレンってホント子供だよなぁ……)
「クッキー、プリン。僕に掴まれ」
「うえぇ…やっぱり高いなぁ…。真っ逆さまなんて事ないだろうな…(ゾク)」
「何かつまんないのー」
「よおし…」
「え、え、何で下がるの?
」
「まさか助走つける気!?」
「うりゃあぁぁぁあっ!!」※アレンは二人を抱え塔の最上階から飛び降りた!
「しっ…しっ…死ぬぅ~ッ!!」
「キャーーーー!!(≧▽≦)」
「飛んでる…飛んでるぞ…!!」※無事に向こう岸に辿り着いたアレン達は港町ルプガナ目指して歩き続ける。
おぞましい鎌を持った死神やMPを吸い取る泥人形、人喰いマンイーター等の新種の敵が3人の前に立ちはだかる。
アレン達はそれらの魔物を倒しつつ、ようやくルプガナに到着したのだった。
~IN ルプガナ~
「まずはプリンの装備を揃えなきゃな」
「そうね。これじゃこの先やっていけないわ」
「ボクにも何か買ってね」※アレンに鋼鉄の盾を、プリンに魔導士の杖を、そして3人に身かわしの服を購入。

「ほほう、舟に乗りたいと申されるか?」
「何も言ってないけど…」
「しかし余所者には舟を貸さぬのがこの町の習わし。すまんが諦めてくだされ」
「何か断られたぞ」
「んー…でも、確かにこの先舟は必須よね…」
「余所者には貸さないだなんて、港町のクセにケチだよね」
「全くだ。そんなくだらない習わし止めちまえばいいのに」
「…………
」※本人の目の前で愚痴る王子。
するとそこへ…!
※絹を裂くような女の悲鳴が!

「どうしたっ!?」※町の外壁を壊してやって来たのはわかるけど…上のグレムリン笑える(笑)
「誰が渡すかッ」
「あーあ…バカはキミ達だよ。アレンが相手じゃどうしようもないのに」
「わざわざ自分から殺されに来るなんて、可哀想な子…」※はい、瞬殺。
「こんなの当たり前だ」
「あーお祖父さまって…あー」
「お孫さんだったのね」
「らしいな」
「話は聞きました。わしの可愛い孫娘を助けてくださったそうで…。お礼といっては何ですが、舟をお貸ししましょう」
「習わしはいいのか?」
「コラ」
「先程は大変ご無礼致しました。どうぞ、ご自由に使ってくだされ」
「やったね!」
「うん♪」
※舟を手に入れたアレン達が、水路を抜け最初に辿り着いた大地。
そこは…

※明らかに見覚えのある場所だった。