以前にもブログに書いたが

突如元嫁の無断外泊が始まった


その為僕らは

顔を合わさずに済むようになった




娘二人との共同生活は

とても楽しかった


一人居ないだけで

ここまで変わるものなのか




全員で料理をしたり

週末は三人で出掛けたり


気のせいかも知れないが

娘たちはここ最近にないような

笑顔を見せていた気がする




仕事のことなど

一切気にする事なく

過ごせる日々は

この上なく居心地が良かった




この時僕は初めて

離婚を意識した


元嫁の居ない生活を

イメージした


それは僕にとっては

一番望むべきものだった




愛がなくても

金がなくても

そこには

幸せがあった





子供の為にとか

世間体とか

そんな事はもうどうでもよくなった



一日も早く

離婚したい


それだけだった





一番大切にしたいと

思っていた人は


いつの間にか

一番離れたい人になった


それも人生だ





僕は結婚に失敗したが

いつまでも仲良く過ごしている

夫婦も居ると思う



未熟な部分を

お互いに補い合えるような

関係を築けていれば

もっと続いていたのだろうか




いや、最初から

間違っていたのだと思う



  



結婚はタイミングではない


信頼だ


それを無くした瞬間に

その関係は一瞬にして

崩壊してしまう





僕ら二人は

憎み合って別れた


しかも永遠の別れだ





無駄な人生を過ごしたとは

言いたくはないが


僕は人生最大の失敗を犯したと思う




 


だからこそ

今僕の側に居てくれる人は

人生で最高に好きな人なのだ




 

紆余曲折あったが

ようやく安住の地を

見つけた気がする