40歳になった瞬間

急に疲れが取れにくくなって来た



まず、朝が起きられない

夜は一瞬にして眠りに落ちて

夜中も一度も起きる事はないのに

目覚めがとても悪い




元嫁は昔から

寝坊していても

一切起こしてくれなかった


何の為に

目覚ましかけてるん?

が口癖だった



旦那を玄関口まで

見送る妻


そんな光景は

テレビドラマの中だけだ



これが結婚の理想と現実の

違いというやつなのだろう





 

 

同じ会社の社長をしていた

父親を毎朝迎えに行かないといけないので

少しでも寝坊すると

容赦なく電話がかかって来る




まだか!!

また寝坊したやろ!

たるんでる証拠や!




たまにはゆっくり行ったって

バチは当たらない


なぜ毎日毎日

定時の2時間近く前に

出勤する必要があるのか


その事にも

かなり嫌気が差していた




案の定車内では

口喧嘩が続く


ある意味

父親は周りを腹立たせる事を

言う天才だった





ストレスを抱えながら

仕事をしたって

上手くいく筈がない


蓄積する疲労も重なって

日々細かいミスを繰り返し


肉体的にも

精神的にも

限界が近付いていた





当時僕は

営業をしながら

倉庫作業もしていた


ある日

フォークリフトを使って

荷物を降ろそうとした時


商品ラックの最上部にある品物を

一番上から

落下させてしまった


もし誰か下に人が居れば

大惨事に繋がる事故だ







このまま仕事を続けても

いつかまた大きな失敗を

してしまう


そう思った僕は

殆ど消化していない

有給休暇がたっぷりあったので


会社に休暇を願い出た




当然父親は猛反対したが

知った事じゃない


このままだと

もう壊れてしまいそうだった

 




ただ一つ問題がある

元嫁だ


奴と同じ空間を過ごす時間が

増えれば

今のストレスが

何十倍、何百倍に

膨れ上がってしまう









しかし、ここで

嬉しい誤算が発生することになる





































1996年ベストソング第8位

Into Another/SKID ROW


グランジっぽくなったと

落胆の声が多かった彼らの3rdアルバム

『SUBHUMAN RACE』収録の

メロディアスなナンバー


今聴くとそんなに悪くない作品ですが

当時はやっぱりショックが大きかったですね


でもこれはかなり名曲だと思います


ギターソロも素晴らしいです✨