2ヶ月ほど前になりますが怪我をした瞬間を振り返ってみます。

【転倒時の感覚】
スキーで自爆転倒する瞬間のR自身の感覚は

あっ!膝の靭帯がヤバい‼  このコケ方は靭帯切れたかもしれない·····

信じて頂けないかも知れませんが、
ヤバい!‼と思った瞬間に板ガムか、きしめんみたいな、四角くて薄いモノ が  ”びょーんと伸ばされる”イメージが頭をよぎりました。
  そのときは横に吹っ飛んで転んだ感覚だったので内側の側副靭帯をヤッちまったかな、と思いながら立ち上がりました。

R自身の痛みレベルは、中の上。ビンディングを踏み込んでスキー板を履くことはできましたが、荷重をすると痛いのでほぼ片足で宿まで滑って帰りました。

【事実関係】
1月の土曜日、地元千葉県某市の市民スキー大会(大回転:GS)のバスツアー参加し、翌日の大会に向けて市の連盟のコーチについてしっかり準備運動をしてから前日練習を始めた2本目でした。

スキー場は、スキー好きには有名な群馬の某スキー場でR自身も滑り慣れたスキー場&斜面です。

競技スキー用の斜面(ポールバーン)の横の中級斜面を足慣らしで1本滑った後の2本目でした。

少し丁寧に滑ろうとした大回りの3ターン目?の右ターンで左足(体重が乗った足)のエッジが雪に噛んだ状態で身体が斜面の下に投げ出される形で自爆転倒。10mくらい下まで飛びました。
スピードはR自身の限界の50から60%程度で暴走はしていませんでした。スキーのビンディングはちゃんと両足とも外れており道具も正常に機能しました。外れた板を一緒に滑っていた方が持ってきて下さり自力で履いて見ましたが練習を継続するのは難しいと判断、ほぼ片足で滑って宿に戻りました。その後30分位は食堂の椅子に座って休んでいました。この時点では、一日休んで明日の大会に出られるくらい回復しないかなと甘い期待を抱いていました。

しかし、
恐らくは、転倒する際に左脚のスキー板がしっかり雪に噛んだ状態で身体が回転し”nee in tow out(膝が内向きつま先が外向き)”の状態となり前十字靭帯を断裂、半月板損傷、骨挫傷の怪我をしたものの思われます

因みに当日の体調は問題なく、前日夜に団体バスで地元を出て運転もせずに25時過ぎには寝たので、寝不足や疲労の蓄積はなかったと思っています。

【ここからはスキーマニア向け】
左脚の前十字靭帯断裂の結果から転倒の原因を後付で推定すると········

右ターン後半の左ターンへ切り替える直前に後傾となり左外脚が走ってしまい、左脚インエッジが噛んだ状態で上半身が思い切り山側ローテーションし”nee in tow out”の状態となり前十字靭帯断裂。
更にターン弧以上にローテーションした身体が後傾のまま谷側に吹っ飛び、半月板の後ろ側を損傷&骨挫傷。恐らくは背中から谷側に転倒した可能性が高いと想像しています。

後傾となったのはひとえにR自身の技術の未熟さです。
直前のターンまではコントロール出来ていたので、転倒した右ターンで丁寧に切り替える意識からか切り替えタイミングが遅れ、板もよく滑ったので後傾となり瞬間的に板が走ってしまい、外脚が走ったため身体が右回転し板の向き以上に山側にローテーションしたのでは思っています

因みに
今シーズンは年末年始に4日滑っており、シーズン初滑りではありません。

他の遠因を考えると
*学生時代より20kg近く増えていた体重に膝が耐えられなかった(その後5kg減
*去年から草競技スキーに15年ぶりに復帰して少し慣れてまだ行ける?!との過信があった
*スキー板も久々のチューンナップ&ホットワクシングでこれまでになくよく滑る感覚と感じていた板に走られて後傾になった

道具
板:ノルディカFire Arrow PRO XBI CT ·172cm(2013)
       *トップ側にSLのサイドカーブを持つオールマウンテン  
旧モデルで購入し4シーズン目
開放値:7〜8(当時の体重80kg超)
靴:ラング Comp ·flex 110(2011)

[Rの板は一番左]
その2に続く

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