イタリアの子育て

日本人が持つイタリア人のイメージは？と聞かれると「情熱的」、「フレンドリー」、「陽気」等だろう。

実際イタリアに住んでイタリア人に触れてみると、イタリア人はフレンドリーどころか猜疑心が強いのでは？と思う事が沢山ある。もしかしたら北イタリアだからなのか、たまたま私が知っているイタリア人がそうなのか。

イタリアで子育てをして驚くのが、まず公園にあまり子供がいない！隣町の公園に連れて行ったら、それなりに人はいたが、イタリア人に言わせると、「Extracomunitari(外国人や移民を指す言葉)ばかり」と言う。イタリアのお母さん達は個々的な人が多い気がする。

また子育てはおじいちゃん、おばあちゃんに任せっきりな両親が多い。

どうやら、イタリアではあまり公園などに連れて行かない両親が多い様だ。また、どちらかと言ったら、「子供中心」で自分達の予定を考えるのではなく、「親のしたい事」で予定をたてる両親が多い。

私はオーストラリアで出産し、子育てをして来たのですが、オーストラリアは素晴らしく綺麗な公園が沢山あり、子供達も公園で遊ぶのが普通です。また、子持ちの両親は、子供達も楽しめる行事を考えたり、外食しても、子供達の寝る時間に合わせ、早く集まり早く帰る、というスタイルを持っている両親が多かった。

イタリアでは両親が夜友人と外食したいからおじいちゃんおばあちゃんに子供を預けて、自分達は出産前と同じスタイルを保つ人が多いみたいで。

10人いれば10通りの子育てがあるし、子育てに正解は無い。ただ、今のところイタリアは私の子育て理想の国では無いな、と思う。

イタリアも日本同様出世率の低い先進国の一つで、出世率の高いオーストラリアに比べるとやはり沢山の不便さを感じる。

ミラノやフィレンツェなどの大都市はまた全然違うのだろうが、公園で娘を思いっきり遊ばせ、色々な人種の人達と触れ合い、その生活を自分も楽しむオーストラリアの子育てが少し恋しいな、と思う今日この頃でした。



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