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ローズタウン歯科クリニックのブログ

千葉県新浦安の歯科医院です。
~浦安で世界レベルの最先端歯科医療をあなたに~
おもてなしの心を大切にした、心のふれあう歯科医療をご提供いたします。

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一気に全部白くしたいという方よりは、

少しずつ白くしていきたいという方が多いように思います。

 

この方は奥歯の2本を白くしたいということで、

 

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銀歯だった奥から2番目にセラミックのかぶせものが装着されました。

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一番奥の銀歯を外していきます。

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いつもどおり、金属アレルギ—のきっかけを作りたくありませんので

金属の削片を口の中に飛ばさないような配慮をしています。

 

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表面だけでなく、歯の内部にも金属が入っています。

慎重に金属を削って外しますが慎重にやらないと穴をあけてしまいます(穿孔)。

もし、穴があいていたり、穴がをあけてしまうと特殊な素材で穿孔を封鎖しないと行けなくなります。

 

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中の金属を外すと、歯の内部に感染が見られました。

歯内治療を行います。

 

残っている部分が非常に少ないため樹脂で壁を作って治療を行っています。

もちろん、ラバーダムはマストです。

 

理由は、唾液中の細菌が歯の内部に入るのを防ぐ必要があるからです。

もし、あなたがラバーダムをされずに歯の治療を受けているとしたら・・・・

これぐらいにしておきます。

 

日本ではラバーダムを使わない歯科医院の方が多いので、

うかつに敵を作ってしまいますので。

 

歯内治療が終了し、グラスファイバーを樹脂に接着し、同時に封鎖と補強をしました。

若干変色している部分はむし歯ではありませんが、セラミック治療においては色を遮蔽しないといけないという影響があります。

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8倍の拡大視野で歯を削り、仕上げます。

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セラミックの歯を接着したところです。

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一番後ろの歯ですが、

銀歯(左)とセラミック(右)での印象はいかがでしょうか?

 

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他の歯科先進国では日本でよくみる銀歯というものは存在せず、

銀歯というものは日本独自に保険給付用に開発された代替合金であるとご存知でしたか?

歯科で使用される金属は、ゴールドというのがスタンダードなのですが

保険給付としては費用の面で使えないという理由のようです。

10年後には銀歯治療というのはなくなっているかもしれません。

 

この方はタイミングをみて手前の銀歯を白くされるそうです。

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最近、テレビや雑誌で歯周病の問題が取り上げられる機会が増えているように思います。

その内容は、歯周病菌が全身的に問題を起こしているというものです。

歯周病菌が産生した物質(TNFα)は、インスリンに対する抵抗性を上げると言われています。

インスリン抵抗性というのは、インスリンが分泌されても効きづらくなるということです。

血糖を下げるホルモンはインスリンしかありませんので、

血糖が高い状態が続いてしまう可能性があるということになります。

 

先日、ご紹介したこの書籍↓の中で血糖コントロールの重要性が詳しく書かれています。

まず「白米」をやめなさい!

さらに、歯周病菌の中にある毒素(内毒素:LPS)も問題があります。

口の中、とくに歯のつけ根の周りに歯垢(バクテリア)が増えて

よどんだ状態になっていると、唾をごっくんとしただけで飲み込んでいます。

これが胃の中にいきますと胃酸で溶かされます。

しかし、内毒素LPSは胃酸では溶かされません。

そのまま腸の中に運ばれます。

そして、腸内細菌バランスが撹乱されます。

 

腸というのは、とても大事な場所で免疫物質産生工場の中心であり、他にもセロトニンという精神を安定させる物質を作っています。

詳細を知りたい方は腸関連の書籍をお読みになることをお勧めします。

 

お勧めの書籍をいくつか挙げておきます。

整腸力 --医者・薬いらずの体をつくる腸内改革--

腸を鍛えれば頭がよくなる (腸こそ知力と健康の要)

脳はバカ、腸はかしこい

人の命は腸が9割 ~大切な腸を病気から守る30の方法 (ワニブックスPLUS新書)

腸目線を作ってみて下さい(ただし、腸目線だけでは偏ります)。

話を歯ぐきに戻します。

歯周病のための検査は、X線写真と歯周病検査(ポケットプロービング、出血の有無、動揺の程度、分岐部病変の程度)を行ない診断します。

治療は、1段階目として歯石(感染した細菌が古くなってこびりついたもの)を取り除きます。

(定期的に歯石を取っているという方が多いですが、すでに病原性が発揮された後に歯石化しますので、それではタイミングが遅いです。その前段階のバイオフィルムという状態をコントロールする必要があります。)

その後再発の可能性を残すような骨の破壊があれば、その部分を整形し直します(骨を再生させる場合もあります)。

治療は通常ですと3ヶ月ほどかかりますし、再生療法をする場合は1年以上かかります。

 

さて、このような大変な状態になっていても来院される方が少ないのが現状です。

 

もし、あなたが先手を打ちたいのであれば、

以下の文章をよーく読んでおいて下さい。

 

ここからは、一般的な保険の給付で行なわれている歯周病治療とはかけ離れますが、

根本療法だと個人的に考えています。

 

一番大事なことは、

歯周病の初期段階の歯肉炎を絶対に見逃さないこと。

 

ここでくい止めるのが最も効率的で確実です。

 

では、見逃さないためにはどういった行動をしたら良いでしょうか?

 

ブラッシングを頑張ることでしょうか?

 

残念ながら、ブラッシングは対症療法です。

もっと上流にある原因にアプローチする必要があります。

 

まず、歯肉炎がないかのチェックを年に一度は歯科医院でチェックすることです。

 

歯肉炎があるということは、歯肉がぶよぶよになっているということです。

歯垢が付着したから、歯周病菌がいたことが原因でぶよぶよになったのでしょうか?

それともぶよぶよになっていて、栄養分が外に漏れ出るところにバクテリアが繁殖したのでしょうか?

私は後者だと考えています。

前者を特異的プラーク説、

後者をエコロジカルプラーク仮説と言います。

 

一般的には、ブラッシング指導がなされますし、

それが当然のような教育が我々歯科医療従事者にされています。

 

確かにブラッシングをしっかりとしていれば、バクテリアを取り除いていますので

歯肉炎は治ります。

 

でもこれはぶよぶよの歯ぐきの原因を治したことになるでしょうか?

 

ある栄養素が不足していてぶよぶよになっていたとしましょう。

 

ブラッシングをしたからといって栄養が補充されたわけではありませんよね。

 

もしかしたら再発しやすい状態で治っていると考えられませんか?

 

根本的には、従来のブラッシングをしっかりと行ないながら

栄養バランスの乱れまで目を向けて、

足りないものを適切に食事由来(サプリメントを含む)で補充していくと見違えるほどしっかりとした歯肉が構築されます。

 

これを行なうには、歯科医師、歯科衛生士が自主的に

栄養学、分子生物学、生化学、医学をミックスさせた分子栄養医学を学ぶと

すんなり理解できるかと思います。

 

当院では、このように根底にある栄養不足に目を向け補充し、

栄養不足を助長する薬剤や感染(ピロリ菌感染など)を考慮することで、

再発しづらい状態まで治癒させる歯周病治療を行なっています。

 

 
当院で歯のメインテナンスを受けている方で

歯がしみる ということで来院された方がいました。

 

メインテナンスを受けているので、歯のX線データはそろっていますし、

口の中の状況、スポーツの趣味も把握できています。

 

これまでなんともなかったのに、

突然歯がしみ始めたようです。

 

もし、しみる歯だけ見ればどうなるでしょう?

 

むし歯(う蝕)があるかないか?

かみ合わせの力が加わりすぎていないか?をチェックして

問題なければシミ止めを塗ったり、

歯と歯を無意識に合わせないように指導したりするでしょう。

ここまでは一般的なやり方で間違っていません。

 

では、歯だけでなく全体をみるとどうなるでしょうか?

しみた → 視診では歯に問題はなさそうだ

→ 口の中に興奮が続いた跡はある?

→ 興奮が起こる食べ物を食べた? スポーツは?

となります。

 

結局、誘発の原因は食べ物でした。

しみ始めた前日の夜に頂き物のチョコレートをたくさん召し上がったそうです。

 

ということは、一時的に歯にストレスがかかってしみている可能性が高いですから、

しみどめの処置は行わず、食事に気をつけていただいて数日後確認してみましたら、

しみるのは治ったということです。

 

決して稀なケースではありません。

 

今回の場合、歯科医師に必要な知識は、糖代謝経路、血糖調節機構、食品のGI値だと

考えていますが、これらの教育は標準教育に組み込まれていませんので、

自主的に行わざるを得ないというのが現状です。

 

でもご安心ください。少しずつですが学習を始める歯科医師が増えています。

 

保険給付(セーフティーネット)という範疇から大きく外れる考え方ですが、

根本的な解決につながりますので、こういう考え方があるということも知っていただけたら幸いです。
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歯のエナメル質というのは皮膚のようなもので、

バクテリアから守るためにとても大事です。

エナメル質はバクテリアを中に通さない構造をしていますし、

咀嚼の力に耐えるように結晶でできています。

りんご飴みたいな感じです。

 

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そんなエナメル質は、バクテリアの作り出す酸によって簡単に溶かされてしまいます。

一般的には むし歯 といわれますが正確にはう蝕症で生活習慣病です。

ご自分でバクテリアに餌を与えて増やしその結果として歯が溶かされたということです。

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この方の場合は歯の一部をう蝕にしてしまいました。

歯を失った部分だけを作って接着するというのは、

保険の給付対象になっている銀歯ではできません。

保険の給付で治療をするとなると銀歯に合わせて歯を削るということになります。

つまり、削る範囲を増やして治療を行うということです。

 

それは、こんな感じで歯を守るエナメル質をごっそり削るということです。

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歯を守ってくれるエナメル質をごっそり削るとは、もったいないです。

ちょっとした違いですが、これは将来的に大きな違いになりかねません。

きちんと説明を受けていますか?

エナメル質をほとんど削ると中の象牙質が露出します。

象牙質はバクテリアを通しますし刺激を神経に伝えます。

銀歯を装着してしみるという経験をされた方はよくわかると思います。

 

象牙質の表面をボンドでコーティングすると少しはいいかもしれませんが、

この行為は給付の対象になっていません。

 

もし、しみるのが続いたとしたら歯には持続的な傷害となりますので、

そのうち歯の中にある神経や血管が回復しない状態になります。

そして、歯の中の治療(歯内療法)をしないといけなくなることがあります。

 

そういったサイクルに陥るのなら、最初の時点でエナメル質を温存し、

ボンドで象牙質の封鎖をしっかりと行えばいいのにといつも思います。

 

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足りない部分だけをセラミックで修復しました。

かみ合わせの力が非常に多くかかる場所です。

 

セラミックといっても多種多様な材料がありますので、

その中から選択します。

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前後の比較です。

とくに封鎖をボンドでしているという点が安心できます。

 

歯を守るというコンセプトを少しでも考えていただけるのが一番だと思います。

 

この治療はあくまでも対症療法でありますので、

もっと上流にある問題を起しづらくする根本療法にも目を向けていただけると

治療を減らせると考えています。

 

根本療法をするのが歯科の醍醐味ですネ!

 

 
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上のおく歯を舌でさわるとざらつくので見てほしいという方です。

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よくみると、歯が欠けています。

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銀歯と歯との間に、むし歯ができたようです。

その原因はおそらく銀歯近くの歯のすり減りが生じ、

すきまに歯垢(バクテリア)が溜まり、

バクテリアが糖を分解して酸を酸性し歯を溶かし、

中空の状態になり歯が欠けたと想像します。

 

銀歯を外します。

 

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いつも通り、銀歯を切削した金属片を口のなかにばらまかないように、

ラバーダムを行っています。

 

銀歯を外しました。

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表面をきれいにしていくと、むし歯が2カ所発生していました。

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下の部分は歯の亀裂の先にむし歯ができているように見えます。

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形を整えて歯をスキャンしセラミックを作成します。(ここまでが1日目です。)

2日目に出来上がったセラミックを装着します。

セラミックと一口にいっても実はメーカーと素材の違いがたくさんあります。

今回はe.maxという信頼性の高い素材を選択しています。

 

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歯に接着しました。

歯の溝の部分にオレンジ系のステインをつけることもありますが、

上の歯ですし、機能的な違いは全くありませんので、

ツヤ焼きだけで済ませています。

ステインがない方がいいという方もいらっしゃいますので、

美の基準は人それぞれですね。

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前後の比較です。

左は合着というつけ方、右は接着というつけ方、

まるっきり違うつけかたをしています。

隙間からのバクテリアの漏洩の度合いが違います。

セラミックは治療をする側にとっては、

歯を守る治療をしたという安心感があります。

 

そういう点からすると、

奥歯だから銀でいいというのはちょっと不安が残ります。

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奥歯というのは、

口の中にある調理道具だとお考えいただいても良いかもしれません。

 

体を維持するのに必要なタンパク質、

特に肉などの動物性タンパク質や、食物繊維は奥歯がないと食べる量が減ってしまうでしょう。

 

今回は、症状がでる前にチェックの時点で見つかりましたので、

少ない回数で終わることができました。

 

もし痛みが出て初めて歯科にかかるというマインドの方は、

通院回数が増える可能性がありますので歯科との関わり方を

先手を打つ方向に変えておいた方がいいと常々お伝えしています。