高校時代の部活メンバー10人ほどで会食した時のこと。
娘の拒食症が落ち着き始めた頃だった。
当時の私は人に会うことを極力避けていたが、この時は懐かしさの方が勝って出かけたのだった。
数年ぶりの再会だったためメンバーそれぞれの近況報告となり…
娘の拒食症のことは話さなかったが、出産と同時に転勤になって失声症を患ったことなどいろいろ話した。
話し終わると、メンバーのみんなは口をそろえて、
「頑張ったね~」
「ずっと頑張ってきたんだね~」
と…
なんだろう?
この時、これまで経験したことのないような、心が「嬉しい」と喜んでいるのを体感した。
おそらく私は、
「一人で頑張っていることを分かってほしい、辛かったね、大変だったね、偉かったね、という言葉をかけてほしい」
と無意識に感じ続けていたのだろう。
「頑張ったね」はそんな私の気持ちを汲み取り、ねぎらってくれる魔法の言葉だった。
「私はずっと我慢してきたんだな」
ということにも気づかされた。
心が軽くなった瞬間だった。