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▷#やわらかく生きる とは
仕事では、ようやく見慣れてきた専門用語が並ぶ原稿たちと静かに向き合い続け、プライベートも不思議とリスケが続いて一人で過ごすことも多いこのごろ。
スケジュールに余白ができると、自分のこころの声にも耳を傾けてあげられるゆとりが出てくる。そこで最近は、「ひとり反省会」を通して、改めて自分のやわらかいところに目を向けていて。
わざわざ忘れていたつもりの傷と向き合おうとする、ある種ストイックな自分に我ながらびっくりすることもある。
でもね、「一人ひとり自分だけの問題集を解くためにこの世界で生きている」という考えに触れながら育ってきた手前、問題から目を背けつづけながら日々を過ごすという選択肢は、少なくとも自分の辞書には載っていなくて。
こうして自分のこれまでを振り返っていくうちに、（過去の経験に対して）どこか負い目や恥じらいを感じて、自分で自分のことを許せていないところが少なからずあることに気がついたの。
大切に育みたいと思う関係ほどに、つい慎重になりがちなのは、ひょっとしたらこういう部分が理由のひとつなのかも。
過去の失敗から悔い改めるべきところが見つかったのなら、それを教訓に改善していくことはたしかに大切。
ただ、これが極度に行きすぎてしまうと、こんどは自分のことをいじめ続けているのと同じ。
過去に失敗したからといって、同じ失敗をしなければいけない理由なんてなければ、この先の未来にも失敗が続くという保証もないもの。
「“あの日の自分”のこと、そろそろ許してあげてもいいんじゃない？」
できる限り周囲にやさしく寛容でありたいと思うように、もう少しだけ自分にもやさしく。
自分にやさしくこう語りかけるように、必要以上に抱え込み過ぎていたものを少しずつ下ろしているところ。
すべてを下ろし終えたらきっと、自分で自分のことが許せずにいた過去の失敗たちも、これまでとはまた違った輝きを放ちはじめると信じて☁︎
◎日々続けている「ひとり反省会」について
◎「許す」ということ
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