出走待機でコース内に入り、そろそろスタート…というところで、3列目ぐらいに陣取ってしまったわたしです。↓
(↑みやさん撮影)
今回のウィンターエンデューロは、エントリーが1000人だそうです。
いっぱいになって募集締め切られたらしいから、この時私の後ろには、間違いなく950人くらいはいるということです…。
なんでこんな前に並んでしもうたのやろ…
怖いわあ…。
一方、そんなスタート前から弱り切ってる私とは対照的に、マッタリしきっているハマーさん。
ちょっとー!
スタートラインで座り込んでる人なんて見たことないで!
しばしのち、カウントダウンが始まり、レースがスタートしました。
ガーミンも忘れずポチっとスタート!
前の人が調子よく出たのでついて行きます。
けど、その人はホームストレートを出る前でもうペースダウン。
ありゃっ、どうしよう。
右に出て追い越そうと思ったら、私の右側はすでに高速道路のような勢いで人が流れています。
ひい、いややっ
もう引っかかって事故とか絶対アカン。
順位とかペースとか平均速度とかそんなものより、何より大事なのはコケんこと! 怪我しないこと!
「危ない、怖い」と思うんだったら、無理しないでこのスタート時の大混雑が落ち着くまで、ゆっくり左端を走っていよう( ´△`)
どんな速く走っても、コケたらビリ以下…。
多分このビビリになってた時に2~300人以上(いや、もっとかも??)には抜かれました。
そんな完全ビビリ状態で、しばらくポタポタゆるゆると走って2周目も後半に入ったころ、同じくゆっくり流していたハマーさんを発見。
「一周めトップとる」とか言うてたのでいなくなっていたんだけど、取れたんやろか?
「ついたよぅ〜!」とのんきに言うと、「あんな先頭から出てんのに、何でこんなに遅れとるんや。またこけたんかと思うぐらい遅かったぞ」と言われました。
だって怖かったんやああ
そこからハマーさんに回収してもらって、とことこ進みます。
でも途中で雨が降ってくる…。
雨が降ると、サーキット場は路面に付着している車のオイルが浮き上がってくるので、スリップの危険が高まるといいます。
うわあ、こんなんで下りカーブ走るの怖いなあ。
私が過去に50km/hぐらいの速度でからんで落車した(らしい)ダンロップカーブ。
体がすくむ。
そんな私の横を、そらきちさんが飛ぶような速さで降って行きました。
ひゃあ、すごいっ∑(゚Д゚)
ぐるぐると走っているうちに、上空にきれいな虹が見えました。
あっ、きれいな虹や!
そんな風にあちこち見ながら走ってたのですが、危険が迫っていました。
前にいるハマーさんは淡々と走ってくれるので、色んな人が後ろに付きたがるのです。
ハマーさんの番手争奪戦です。
目の前はガラ空きなのにわざわざ私の真横に合わせるように並走してる男性、何度も何度も横からじりじりとプレッシャーをかけてくる。
「私の前に入りたいんやな」と思うけど、申し訳ないけれども私も困るので入れてあげられん!
ごめん!
終いにその男性だけじゃなく、反対側からも前のめりに被せられてきて、進路が塞がれどんどん狭くなってくる。
左右からのプレッシャーが怖すぎて、何度か争奪戦に負けて下がってしまった。
やめてえ。怖いよー。
この大人数の接近状態に、また平常心で挑めるときは来るんやろうか…。
私が背後から消えていることに気付いたハマーさんに、拾い直してもらうこと数回。
すみません、お手数をおかけします…( ´△`)
走り始めて2時間経過。
ラスト1時間ほどになると、だいたい同じペースで走っている人をよく見かけるようになる。
あの人速いな、と思う女の人もチラホラ。
でもエンデューロは、その時の位置では近くで走っていても、レースの距離では1周回多かったりもしくは少なかったりするので、どの人が前にいるのか、抜いたのか抜かれたのか分からない。
わたし、今何位ぐらいなんやろう?
あと何周せなあかんのやろう??
速いな、と思っていた女の人とちょうど並走したタイミングで、その方が声をかけてくれました。
何と、モリコロで走ったとき、抜群に速かった赤いドグマのお姉さんでした。
ひゃあ! 嬉しい!
こんなとこで会えるなんてー!(*'▽'*)
嬉しくって、気持ちだけはちょっと元気になってきました。
脚はもう終わりかかっていますが…(T-T)
めちゃシンドイ。
ラスト周回、もがけばあと一周いけたのに、ぼやっとしていて20秒差でゴールフラッグが振られてしまいました。
でも間に合ってても、あと一周行くんは嫌やったなぁ
はあ、つかれた。
汗が冷えて寒いので、上着をかぶってモソモソしていると、放送で名前が呼ばれてまたダッシュ。(シンドイ)
表彰は6位までしてもらえるそうで、私は5位に入っておりました。
やったー(*'▽'*)
最初あんなレース完全放棄状態でノソノソしてたのに、5位まで上がれたんかあ〜!
やったねやったね。
よくやったよ。
でも1人だったらずーっと意気消沈してびびったまま、最後尾ちかくでマッタリ終わっていたと思うので、この日の結果は入賞域まで引き上げてくれたハマーさんの力です(>_<)
賞状と賞品をいただきました。
【今回のメモ】
補給食はゼリー1パックあれば十分だった。
どうしてももう一つ持つなら、メイタン?
いっぱい持っても食べてる暇はナイ(>_<)