笑って100歳!
あなたと家族のシニアライフに
寄り添うパートナー
鹿児島出身、京都在住の
和田 なおみです
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施設や介護事業所へ差し入れやお礼を持っていっていいの?というお話です。
最近、施設や病院、事業所の受付やエレベーターなどに、
「お礼やお心遣いはご遠慮いたします」
とのポスターをよく見かけます。
結論からいうと、
差し入れやお礼を持っていく必要はありません。
介護保険制度では、公平性がうたわれています。
差し入れの有無によって、対応が変わることはありません。
入所者や利用者間で関係性に影響を及ぼしてもいけません。
受け取ったことによって、「対応をちゃんとしなくては」と無意識に思ってしまうスタッフもいるかもしれません。
また他の家族に対し、「うちもしなきゃいけないの?」 と余計な負担をかけることも避けねばなりません。
このように施設側からすると、いろいろなことを想定し、ポスターなどで施設の方針を示しているわけです。
私が特別養護老人ホームの相談員、施設ケアマネジャーだった時の話をします。
一旦はお断りをして、それでもとおっしゃる場合は、「次はしないで下さいね」とお伝えした上で、頂戴していました。
もちろん、私が頂いたわけではなので、上司に報告、施設へ渡していました。
独立の形態をとり、個人で働くようになると、そこの部分をさらに配慮するようになりました。
大学時代の先生の言葉、「物を受け取ってはいけない」が印象に残っていますし、
社会福祉士の行動規範でも「私的関係になってはならない」とあります。
品物を頂くことはそれにあたるからです。
そうはいっても、
贈り物やお礼の品は、
ご家族の感謝の表れです。
その思いを無碍にお断りするわけにもいきません。
なぜならば、
私たちはまず
信頼関係を築き、
心を通わせる仕事だからです。
感謝の思いはしっかり受け止める。
でも、お品物はちょっと困る。。。。
悩ましい。。。。。
こういう場合、
丁寧にお礼を申し上げた上で、
「私は国家資格を持っているので、受け取れないんです」とお伝えするようにしました。
そうすると、先方もそれ以上無理に!とはおっしゃらなかったようです。
私の自宅に親族から、果物の箱が届いたこともありました。
大変な案件を解決した直後だったので、お礼の気持ちだったのでしょう。
この時は、お礼の言葉とともに、「ご本人と施設のスタッフの方に食べて頂きますね」と伝え、その果物は入所施設へ持っていきました。
同じこの被後見人さんが亡くなってしまいました。
親族から「和田さん、本当に今度は受け取って下さいね!」と、またもや果物が届きました。
大変悩みましたが、ご本人は亡くなってしまったし、もうご家族と関わることもないので、少しだけお気持ちを頂戴し、残りは死亡のご挨拶時に、ご家族の言葉も添えて、施設へ差し上げました。
このように、施設や事業所も、お礼や贈り物を受け取ることに心苦しさを感じていることもあります。
「後見人さんが和田さんで本当によかった!」
「和田さんに相談して、本当に安心しました!」
このような言葉が
私にとっては、一番の贈り物であり、エネルギーにもなります。
なので、施設さんやスタッフさんへも感謝の気持ちを充分伝えてあげてください。
それが一番のお礼や贈り物になると思います。
これはイメージ画像です
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
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