ロシアの民間軍事会社が
ワグネルという名前だというのを知ったけれど
戦争をするのにワーグナーの名を冠するのは個人的には
嫌だなあと思った。
ヒトラーがかつてワーグナーのワルキューレを
戦意高揚のために流してたそうで、それが
由来であると朝の情報番組で言っていた。
戦意高揚曲も確かにあるな…とそれは妙に納得する。
そういえばアニメの曲が妙に戦意高揚させてくる。
紅蓮の弓矢とか自由の翼とかVIVID VICEとか
残響散歌とかか…。
でもこれは自分が平和な暮らしの中で架空のお話とわかって
聴いているから安心して高揚している(なんか表現変だけれど)のだ。
実際の戦争の戦意高揚に音楽が使われるのは本当に切ない。
ドラマの「エール」でも、
主人公が自分が戦意高揚の曲を作ったことを
戦後に悩む場面があったっけ。
ならば逆もありで音楽が戦意喪失させることもあるかもしれない。
(昔のマクロスみたいだけど現実はあのくらいの曲で戦争は終わらない)
第9の4楽章の真ん中の、弦楽のところとかなら
聴いてたら戦争やめたくなりそうか。
いや…第9ってエヴァンゲリオンか何かで使われてなかったっけ。
戦闘に合わせるのは
ベートーヴェンに霊界通信で許可申請したら
「嫌じゃ」って言われないかなあ。
そんな独り言をいっていたら相方が
「自分たちも昔「いざたて戦人よ」ていう
戦意高揚っぽい歌詞の曲歌ったね~」っていうから
そういえば歌った。まったく平和な声でのんきに歌ってた。
と思い出した。内容に目をつぶり平和に歌っていたんだな。
「正義の御神は~」っていう歌詞あったけれど
戦争は自分の方だけを正義だと思っているからな…なんて
いう歌詞の話し合いには全然ならなかったっけ。今なら
するかもしれない。いや今なら歌えないかもしれない。
でもこの曲はつくった人だって「そのつもり」でつくって
いるのだ。
作曲家がそのつもりでないのなら
戦意高揚に使うのは嫌だなあと思うし
ワーグナーの名を戦争の会社につけるなら
霊界通信でワーグナーに許可とってほしいと思う。