寄り添うということができる人の心の理想形 |  ろぜのポジ♪ブロ ~RAINBOW~

 ろぜのポジ♪ブロ ~RAINBOW~

基本笑顔、
基本ポジティヴ。
書くことでコントロールできる
こころのもちかた。

「草原」と書いた子どもたちの文字の

書道の作品がずらっとならんで

風にゆられているので

みるたびに

前に歌った合唱曲の

「ぼくは きみの 中の 草原をおもう~」

の部分が出てくる。

自分で「出てくるのこれなんだ…」と意外に思う。

もっと草原そのものがタイトルになっている曲なども

歌ったことがあるのになあと思う。

 

草原という文字がおのおのの形をして

いくつもいくつもゆれている状況が

実際の草原の描写ではなくて

「きみの中の草原を…」につながるのだろうか。

 

それで最近はこの曲がぐるぐるしていて

あらためて聴いたり考えたりしているのである。

 

 

信長貴富・谷川俊太郎「泣いているきみ」

 

ひとの心に寄り添うということの

もっとも理想のかたちに思えるのは

歌っていた何年も前ではなくて

今この曲を聴いているだけの

今の自分だからだろうな。

「こういうこと(人の心に寄り添うこと)ができない自分」は

自分の中でも最も嫌な部分であるけれど

そのかたちを文学や音楽でみせてもらうと

そこへの共感はもっていることに

少しホッとする。