読書タイム |  ろぜのポジ♪ブロ ~RAINBOW~

 ろぜのポジ♪ブロ ~RAINBOW~

基本笑顔、
基本ポジティヴ。
書くことでコントロールできる
こころのもちかた。

読書をしていると時々

自分の中のどろっとしたものを

吐き出すことに成功するときがある。

文字にされ「そういうことだったか」

と思う灰色のかたまりが

理解を得て整理されるからである。

 

これは最近はまっている

受け身型の娯楽、「テレビ」では味わえないことである。

パーソナルテレビを買ってから

風呂でも寝る時でもテレビを

手提げ袋みたいにもっていき

世の中のどこかで、今現在自分を

楽しませようとしてくれている人がいるという

温かみに浸っていたが、

こうなる前はここは読書時間だったはず。

 

そんなわけで

強制的にテレビから離れたところで

本を開く。

買い物からかえって駐車場についたその車の中で

しばし読むのである。

暮れていく空は見られるが音は

いい感じに遮断され、静寂の中で

読んでいると心が落ち着いてくる。

本の中の

『幸福の小休止のような倦怠は…』との表現に、

稀に起こるあの気持ちはそれか~などと

すうっと納得してから車を降りた。